[android:04343] 演ケ楽の高音質再生に特化して開発されたオンキヨのGranbeatを触ってきました


2017/03/16 01:02:53

品川です。


オンキヨーから発売されたAndroidスマートフォン「GRANBEAT」。
ショールームで触ってきました。

高音質での音楽再生ができる端末ということで興味がありました。

大型の端末、重さは234グラム。
普段使いのスマートフォンにするには大きすぎるでしょうが、音楽プレーヤーをメインに考えている人にとってはサイズは関係なさそうに思いました。
実際に持ち上げた感じ、重さは気になりませんでした。

ボタン類は、
本体の左側面にはダイヤル式のボリュームボタン。

本体の上側面にはヘッドフォン出力端子が二つ。3.5mmと2.5mm。

本体の右側面にホールドボタン、電源ボタン、前の曲へスキップボタン、再生/停止ボタン、次の曲へスキップボタン。
SIMカードスロットとMicroカードスロットはピンで取り出すタイプ。
SIMカードは2枚差しできて、カードサイズはnano SIM。


まず、このGRANBEATに採用されているAndroid OSのバージョンは6.0で、Google TalkBackがプリインストールされています。

当日ショールームの担当スタッフにTalkBackをオンにしてもらえるように頼んでみると、快く設定していただきました。
しかし、効果音が鳴るばかりで音声は出力されません。
Googleの音声エンジン、今でも日本語音声データはダウンロードする必要があるということなのですね。

展示されていた端末はインターネットにつながっていなかったので、わざわざWi-Fi電波をキャッチできる場所にスタッフの人が走っていってくれました。
無事に日本語の音声データをダウンロードしていただきGoogleボイスの声でしゃべるようになりました。


メディアの再生コントロールボタンの働きについて、

ミュージックアプリで音楽を再生すると、
スキップボタンを長押しすることで巻き戻し再生や早送り再生ができます。

Google Play Musicでは
スキップボタンは曲をスキップすることしかできません。

再生ボタンは普通に動作します。バックグラウンド再生の時にも利用できます。
YouTubeアプリでも試しましたが、ちゃんと反応していました。

まあ、これについてはリモコン月イヤホンなどと同じことができるというわけですが、本体にボタンが付いているというのはうれしいです。
ソニーのAndroidウォークマンもボタンが搭載されていたと思うので、同じような操作感なんだろうと想像します。

ちなみにスピーカーはモノラルで、本体の下側面にあります。
ステレオスピーカーにしてしまうと本体のサイズがさらに大きくなってしまうので今回はそうしなかった、というお答えでした。


肝心の音質ですが、私の耳では音の善し悪しを聞き分ける力がないので、感想は書けません。


気になった点は、
ボリュームはダイヤルで調整するスタイルになっていることです。
これは音量を調整するという目的では問題ないわけですが、音量ボタンの二つ押しによるTalkBackのオン・オフ切り替えができません。

また、プリインストールされているTalkBackのバージョンが古いのか、グローバルコンテキストメニューの中にTalkBackのオン・オフ切り替えをする項目が現れませんでした。



ところで、今回Android端末を使ってみて質問したくなったのですが、

1. TalkBackも日本語のGoogle音声エンジンもプリインストールされている端末というのは発売されているのでしょうか?

2. 出荷時の状態からTalkBackをオンにして初期設定するには、2本指を画面にタッチしたまま電源をオンにして、指はそのままタッチし続けていると読み上げが開始される。
私がXperia Z3 Compactで試した時には読み上げは開始されるものの、英語の音声、表示内容も英語でした。
最近の端末ではいきなり日本語がしゃべり出すという風にはなっていないものなのでしょうか?

3. すでに初期設定が完了している端末でTalkBackがプリインストールされている端末の場合、電源オフの状態から2本指タッチ&ホールドで電源をオンにすると、TalkBackはしゃべりだすのでしょうか?


Androidを触っていてよく感じるのが、
なんかなぁ、
 ナンかなぁ、 
バリアがおおいなぁ…
ということです。

たとえばショップに展示されている端末を触ってみようとしても、
画面の見えないユーザにとってはTalkBackをオンにするまでに、日本語でしゃべらせるためには人の手を借りなければならない。
このバリアは早くなくなってほしいんですけどね。

おそらく発言力のある視覚障害者組織のアクセシビリティ研究部門では各メーカーやキャリアに対して、
日本で発売されているAndroid端末にはGoogle TalkBackをプリインストールし、日本語の音声エンジンもインストールしてほしい、
そんなリクエストを送っていることだろうとは思うのですが、なかなか実現されないのでしょうか?



ハイレゾ対応Androidスマホ「GRANBEAT」徹底レビュー、スマホ単体でハイレゾ音源も購入できる入門機 - Engadget 日本版
http://japanese.engadget.com/2017/03/13/android-GRANBEATを触ってきました

“スマホ最高音質”を目指す。オンキヨー世界初フルバランス出力スマートフォン■1月26日14時0分
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1040909.html?ref=rss





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