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新幹線・特急の指定席券と航空券、予約変更・キャンセルはどちらが便利か(撮影:尾形文繁)

日本航空(JAL)は、2017年11月16日から国内線における予約変更可能な普通運賃や往復割引、さらにJALカード会員が購入できる「JALビジネスきっぷ」などにおいて、これまで発行日(購入日)、および発行日の翌日から90日間だった有効期限を1年間に変更する。ANAは従来どおり、90日間の有効期限を継続する。

ANAやJALをはじめ、LCCを除く航空各社の普通運賃や往復割引は、事前購入型の割引運賃に比べると割高な運賃設定となっているが、使い勝手は抜群である。購入後の便の変更においては、国内線の場合は予約便が出発する前までであれば何度も可能であり、万が一キャンセルする場合でも便出発前であれば、払戻手数料の430円のみで済む。

便が出発した以降のキャンセルであっても、取り消し手数料が発生するものの航空券の有効期間満了日の翌日から起算して10日以内であれば払い戻しすることが可能となっている。予約変更はホームページから簡単にできるほか、払い戻しの場合も航空会社のホームページからクレジットカードで決済しているのであれば、ホームページ上でキャンセルできる。

鉄道の予約変更はルールが細かい

それに対して、JR各社の新幹線および特急列車の予約変更や払い戻しは実にルールが細かい。普通乗車券と指定席特急券で乗車する場合は、割引のないいわゆる「正規料金」で購入しているにもかかわらず、予約の変更は乗車前の1回のみ可能で、2回目以降の変更の場合にはいったん払い戻しをしなければならない。

また払い戻しをする場合においては、乗車券は使用開始前であれば一律220円の手数料のみであるが、新幹線や在来線特急の指定券などは2日前までだと330円、前日・当日(列車の出発時刻まで)だと30%(最低330円)の払戻手数料が必要となる。


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