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この記事は「nikkei BPnet」に2015年4月15日に掲載された「店員と客が共同で良い雰囲気を作っている店」を転載したものです。内容は基本的に掲載日時点のものとなります。
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平日の午後4時。店員さんがちょうど「営業中」の札をひっくり返しているところだったので、最初の客だと思ったら、9席しかないカウンターのうち4席が既にふさがっていた。千葉県では有数の乗降客数を誇るJR津田沼駅のすぐそばという立地も最高だが、「もつ焼き 坊ちゃん」が繁盛している理由は他にもたくさんあった。

 4月5日の日曜日、中学の同窓会幹事3人で、会場となるサッポロビール千葉工場&千葉ビール園(ここはお薦めです!)に下見に行って昼からしこたま飲み、その後2次会の会場を探して入った店でさらに飲み食いをした。

 もはや理性が吹き飛んでいたのだろう。千葉でも有数の繁華街の1つである津田沼に来たので、せっかくだから良いやきとり屋さんを探して取材して帰ろうと思い立ってしまった。そして、津田沼駅北口に午後4時から開いている店を発見した。これが、今回紹介する「もつ焼き 坊ちゃん」津田沼店だ。

 もはやこの時点で腹八分目を超えていたのだけど、うまかったのですぐに串焼き8本を平らげた。掲載許可をお願いすると即決で快諾いただいたのだが、翌日になって記事にするには取材不足だと感じ……。そこで、4月7日にもう一度お邪魔して、前回食べていなかったもつ焼きも全て食べてみた。これが大正解で、1回目だけでは坊ちゃんの良さが伝わる記事が書けなかっただろうと思う。

この人たちは誰?

 4月7日の火曜日、津田沼から遠くない八千代台での取材を終えて、僕が津田沼駅に到着したのは、まだ午後3時半だった。坊ちゃんの開店は4時。しばらく近くの居酒屋でホッピーを飲みながら時間をつぶすことにした。学生さんが5、6人で、就活を振り返りながら企業の悪口で盛り上がっている。結構面白かったのだが、実社会はもっと理不尽だよと教えてあげたくもなった。

 4時5分前に店を出て、目当ての坊ちゃんに着いたのは4時ちょうど。店員さんが「営業中」の札をひっくり返し終えたところだった。当然、僕が一番乗りだろうと思って、ドアを開けると、既に4人のお客が来ていた。

 坊ちゃんは船橋にもあり、そちらは80席ぐらいある広い店なのだが、津田沼のほうはカウンター9席の小さな店である。僕が入った直後にもう1人入り、数分後に夫婦と思われる2人組が入った。開店から10分もたたないうちにほぼ満席になったわけである。

 僕から見て左から、主婦らしき2人組、夫婦らしき2人組、僕、スーツ姿の初老の男性、近所の人と思われる私服のお父さん、1席開けて同じようなお父さん。全員が50歳より上と思われる。平均したら60歳弱ぐらいか。

 この人たちはいったいどういう人なんだろう? 僕もその日はスーツだったので、同じようにいぶかしがられたのは間違いないところだが。

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