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 いよいよ夏休み本番となった。帰省や旅行で長距離のドライブを予定している人も多いだろう。そこで、今回はドライブの際にあると安心なドライブレコーダーの最新事情と、選び方を紹介しよう。

 ドライブレコーダーとは、クルマのフロントガラスなどに取り付けることで、クルマが進む方向の様子を常時録画する小型のビデオカメラだ。簡単にいえば、クルマのエンジンをかけてから切るまでの様子を絶え間なく動画で記録してくれるわけだ。

ドライブレコーダーは、フロントガラスのルームミラー付近に設置する。シガーソケットから電源を確保するタイプならば、自分で設置作業ができる
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ドライブレコーダーがあれば、フロントガラス越しの光景を動画で記録できる
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 風光明媚な観光地をドライブした際、旅行の思い出を手間なく記録できるのにも役立つが、ドライブレコーダーが本領を発揮するのは万が一の事故の際だ。通常、衝突などの事故が発生すると、当事者同士の認識や目撃情報、現場の状況などによって原因の特定が進められ、それらをもとに双方の過失の割合が決められる。その結果、実際よりも責任が重くなってしまうなんてことも少なくない。

 しかし、ドライブレコーダーがあれば、事故の際の様子が映像として記録される可能性が高まる。例えば、交差点での右折時の事故では「信号がまだ青だった」「直進方向はすでに赤だった」など双方の言い分が異なることが多いが、映像を見ればその場の状況がはっきり分かることがある。クルマに乗っていて歩行者や自転車との事故が発生すると、クルマの運転手が一方的に加害者になってしまいがちだが、こんなときもドライブレコーダーがあると責任の所在を明確にできる可能性が高まる。

 このように、ドライブレコーダーはいざというときのための備えとなる機器だが、事故対策以外の機能も多く備えるようになってきた。その1つが運転アシスト機能だ。画像認識機能を応用して先行車の位置や距離を認識し、信号待ちの際などに発進が遅れたときに通知したり、車間距離が近すぎる場合などに警告する機能を搭載する機種が増えた。道路の白線や黄線を認識し、車線を逸脱した際にアラートを鳴らしてくれる機種もある。

運転アシスト機能を備える高性能モデルならば、道路の白線をはみ出したり前方のクルマに接近しすぎた際に警告を発してくれるものもある
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 これらの運転アシスト機能は、新しいドライブレコーダーほど標準搭載されているものが増えている。つまり、ドライブレコーダーを装着するだけで、これらの付加機能を古いクルマでも利用できるようになるのだ。

 いざというときのため備えとしてだけではいささか手を出しづらかったドライブレコーダーだが、競争を受けて価格も安くなってきており、さらに運転アシストなどの付加機能も増えているとなれば、もはや取り付けないのはソンといえる。

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