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 全国各地で早くもインフルエンザの患者が増えている。9月から学年・学級閉鎖が首都圏などで相次ぎ、すでに17都府県に上る。外国との人の行き来、温暖化などさまざまな要因が考えられるが、専門家は予防策として手洗いやうがい、ふだんの体調管理といった「基本動作」を挙げる。

 「流行がわかっていれば、もっと気をつけていた。夏でなければ、こんなことにならなかった」。今年8月、1歳9カ月の長女を亡くした千葉県松戸市の男性(31)はうなだれた。

 長女が発症したのは8月9日。通っていた保育所で発熱し、昼ごろに妻(28)が迎えに行った。長女は退園時に「バイバイ」と手を振り、帰りに寄った薬局では大好きな菓子を自分でレジに持って行った。

 だが午後2時半ごろ、自宅でけいれんが始まった。1時間ほど続き、救急車で病院に運ばれたが、熱は39・4度に。意識がなくなり、インフルエンザ脳症と診断された。意識障害やけいれんが特徴で、10歳未満を中心に年間100?300人がかかる。

 集中治療室で治療が続いた。13日には腕をくすぐると反応して「あー」と声を出した。だが、14日未明ごろ容体が急変。15日午前7時過ぎ、死亡が確認された。

 松戸市によると、長女の保育所…



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