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■360度動画「いきもの目線」

 白い毛と黒いしま模様に、青く澄んだ目が特徴のホワイトタイガー。生息地のインドでは姿を見ると幸せを呼ぶという伝説がある。そんな神秘性と、トラの迫力も併せ持つネコ科の猛獣は、東武動物公園(埼玉県宮代町)の人気者だ。10月上旬、園の協力で展示施設内に360度カメラを設置した。

 木製の撮影台の上に、エサの馬肉を用意。しばらくして、2頭の兄弟が獣舎のバックヤードから一緒に出てきた。「仲良くエサを食べてくれるかな」。そう期待していたら、兄のスピカが「シーッ」と弟アポロに向かって威嚇。すると、アポロは後ずさりして隅っこに。スピカだけがおいしそうにバクバクと肉を食べ始めた。それをじっと見つめるアポロ。スピカが食べ終わった後、撮影台をペロペロとなめている様子は、見ていて気の毒だった。が、飼育員の板倉博己さん(30)は「力の強いものが生き残るというのが自然界のルールです」と話す。園では偏らないようにエサを与えているから心配はいらない。

 今回、特別にバックヤードと展示施設に案内された。ドアを開けると、金網越しにスピカが立ち上がってお出迎え。足元からは、アポロが見つめている。そんな2頭がかわいらしく思えたが、あくびをした時に見えた牙は鋭かった。

 ホワイトタイガーは、インドに生息するベンガルトラの白変種。板倉さんによると、ホワイトタイガーは世界で約270頭ほど。日本の動物園では現在37頭が登録されており、東武動物公園では5頭を飼育展示している。(竹谷俊之)



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