ニュース本文


18日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を広げている。前日比240円ほど安い1万9460円近辺で推移している。14時前にきょうの安値を付けた。先物市場で週末を控えた持ち高調整の売りが出ている。ファストリ京セラなど値がさ株には先物との裁定解消売りが出ている。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を広げている。

市場では「円のじり高基調に歩調を合わせ、海外投資家が先物売りを出している」(東海東京調査センターの仙石誠マーケットアナリスト)との見方があった。週末で買い控えムードも広がりやすい。北朝鮮と米国の対立を嫌気した売りは一巡しているが、来週以降も21日の米韓合同軍事演習など政治的日程が続く。「来週も地政学リスクへの警戒で円高・株安が進みやすく、日本株の重荷になる可能性が高い」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の三浦誠一投資ストラテジスト)との声があった。

14時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆4797億円、売買高は12億2294万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1729と、12時45分時点からやや増加した。値上がりは215、変わらずは79銘柄だった。

三菱電日立住友電が下げ幅を広げ、菱地所住友不も一段安となっている。一方、ALSOK近鉄GHDコロプラは上げ幅を広げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕



記事一覧 に戻る 最新ニュース読み比べ に戻る