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NECはレーダーで地表の様子をみる小型衛星「ASNARO(あすなろ)―2」を開発した。レーダーは曇天でも地表まで届きやすく、夜間も撮影できる。土砂災害の調査などに使える。レーダーを使う衛星は宇宙航空研究開発機構(JAXA)がすでに「だいち2号」を運用中だが、あすなろは重さが3分の1以下と小さい。2017年度中にイプシロンロケット3号機で打ち上げる。

このほど府中事業場(東京都府中市)で報道陣に公開した。大きさは高さ3メートル強で底辺は約1メートル四方。重さは600キログラム弱だ。宇宙で長さ4メートルほどのアンテナを展開し、半年後にも撮影できる。

地上を監視する小型衛星は、新興国での需要が見込まれる。低コストの衛星として輸出できれば、日本の宇宙ビジネス拡大につながりそうだ。



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