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【NQNロンドン】21日のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は反発した。前週末18日の終値に比べ80.38ポイント高の7859.17と、今月17日に付けた最高値を更新した。構成銘柄の約9割が上昇した。午前に高値圏で推移した後、午後には上げ幅を広げた。

米中の貿易摩擦問題への懸念が後退し、ドル高・ポンド安が進んだことから、通貨安で恩恵を受ける輸出関連株を中心に買われた。商品株と医薬品株の上げが株価指数を押し上げた。

石油のロイヤル・ダッチ・シェルとBPはともに午後に上げ幅を広げた。鉱業関連株も買われ、アングロ・アメリカンと資源商社のグレンコアの上げが目立った。ただ、金価格が下落していることから、関連のフレスニージョとランドゴールド・リソーシズは下がった。

医薬品株も上昇した。アストラゼネカは3%超上がった。米食品医薬品局(FDA)が同社の高カリウム血症治療薬を承認したほか、アナリストが株価目標を引き上げたことなどが好感された。

HSBCホールディングスなど銀行株とオールド・ミューチュアルなど保険株も高くなった。ファッションのバーバリー・グループとベンチャー・キャピタルの3iグループ、スーパーマーケットのセインズベリーもそれぞれ大幅高となった。

半面、ロシアの鉄鋼大手エブラズとソフトウエア開発のマイクロフォーカス、ブリティッシュ・アメリカン・タバコは売られた。



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