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【ニューヨーク=平野麻理子】13日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は小幅に3日続伸した。終値は前日比39ドル18セント(0.2%)高い2万4640ドル45セント。販売実績が堅調だった建機のキャタピラーや、金利上昇に伴う業績改善が期待される金融株が買われ、相場を支えた。ただ、14日にインフレ指標の発表を控えて様子見ムードも強く、上値は限定的だった。

前日までに2日続伸していたことから、戻り待ちの売りが膨らみ、一時ダウ平均は前日比180ドル安まで下落した。売り一巡後は優良株を中心に買いが入り、相場は前日比プラスに転じた。

14日朝に1月の消費者物価指数(CPI)発表を控え、物価動向を見極めたいとの見方から積極的に上値を追う動きは乏しかった。物価の上昇が事前の市場予想を上回れば長期金利が上昇し、株の売り圧力が高まる可能性がある。



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