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【ソウル支局】韓国大統領府は22日、大統領再任制を盛り込んだ憲法改正案を公表した。現在、大統領の任期は1期5年で再選できないが、これを1期4年として再任されれば8年間務められるようにする内容だ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日に改憲案を国会に発議する方針。国会の議決を経て、6月13日の統一地方選挙に併せて改憲案の是非を問う国民投票を実施したい考えだ。

国民投票を実施するには、国会で在籍議員の3分の2以上の賛成が必要となる。与党の「共に民主党」は過半数に達しておらず、国民投票に持ち込めるかどうかは不透明だ。

改憲案によると、大統領再任制は2022年以降に就く次期大統領の任期から適用される。このため、文大統領は再任制の対象とならない。その他、大統領を「国家元首」と位置付ける文言を削除し、恩赦の権限縮小なども盛り込んだ。国民の選挙権は満19歳以上から満18歳以上に引き下げる。



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