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東京電力福島第1原子力発電所の事故による避難指示が、帰還困難区域を除いて2016年6月に解除された福島県葛尾村で来月16日、復興拠点となる復興交流館が開所する。住民らが交流し、村がかつての暮らしを取り戻す中心施設として期待されている。

復興交流館は村役場近くに設けられ、一般社団法人「葛尾むらづくり公社」が管理運営を行う。木造平屋建てで延べ床面積880平方メートル、総事業費は4億円。

100年以上がたった村内の古民家の木材などを再利用した。館内には4つのスペースがあり、会議や研修会のほか、演奏会や子供が参加する体験教室などへの活用を想定している。

利用時間は午前9時から午後5時までで、火曜日は休館。1スペースを2時間まで500円で貸し切ることができる。

村では今月26日まで、復興交流館の愛称を6つの候補の中から村民や村を訪れた人に選んでもらう取り組みを行っており、交流館の担当者は「村の復興のシンボルとして多くの人々に親しんでもらいたい」と話している。



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