ニュース本文


 米大リーグのオールスター戦を約2カ月後に控え、快進撃を続けるエンゼルズの大谷翔平(23)に米メディアが熱視線を送っている。20日の登板で今季4勝目(1敗)を挙げた右腕に対し、下にも置かない論調が目を引く。「二刀流のオオタニはどんなプレーをするのか?」。すでに球宴出場が決まったかのような記事も見られる熱狂ぶりだ。(佐竹修仁)

 「このままの状態が続けば、当然オールスター戦のア・リーグの一員に入る。大谷にとって、このことはエネルギーにもなり、発奮材料になるだろう」

 スポーツ専門紙「スポルティング・ニューズ」はこう指摘した上で「どこまで衝撃を与えてくれるのか」と驚きを交えて報じた。また、エンゼルスのソーシア監督の言葉を借りて「大谷は過去のどんなメジャーリーガーとも違う。比較できない存在」だとしている。

 MLBの公式ホームページ(HP)の担当記者は、オールスター戦の前日に行われるホームラン・ダービーに大谷が登場することを前提に取材中という。

 きっかけは、今月8日にロッキーズの本拠地デンバーで行われた打撃練習だ。標高1600メートルの高地で飛距離が出やすいとはいえ、大谷は3階席まで運ぶ150メートル級の大飛球を連発。ロッキーズの選手や、ファンからも喝采を浴びた。ベーブ・ルースを超える勢いに目を離せない状況だ。



記事一覧 に戻る 最新ニュース読み比べ に戻る