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王座戦2次予選決勝で糸谷哲郎八段(右)に勝ち、対局を振り返る藤井聡太六段=22日午後、大阪市福島区の関西将棋会館
王座戦2次予選決勝で糸谷哲郎八段(右)に勝ち、対局を振り返る藤井聡太六段=22日午後、大阪市福島区の関西将棋会館

 将棋の最年少プロ、藤井聡太六段(15)は22日に大阪市福島区の関西将棋会館で行われた王座戦2次予選決勝で糸谷(いとだに)哲郎八段(29)に89手で勝ち、挑戦者決定トーナメントに進出した。藤井六段は中学卒業後初の公式戦を白星で飾り、連勝を16に伸ばした。公式戦通算成績は71勝11敗で、このうち今年度は61勝11敗。

 糸谷八段は平成26年に竜王のタイトルを獲得した実績があり、名人戦の予選にあたる順位戦では来期、トップ棋士が集まる最上位のA級への昇級を決めた若手実力者。この日の対局では、激しく攻め合う展開となったが、藤井六段が冷静な指し回しで押し切った。

 終局後、藤井六段は「本戦まで勝ち進むことができた。一歩一歩上を目指していきたい。連勝は意識していないので、これからも普段通りで臨みたい」と話した。20日に中学を卒業したばかりだが「対局に臨むにあたっては同じ気持ちなので、特に変わったことはありません」と淡々と語った。



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