TalkBackでの操作方法


2016年 6月15日(水) 09:01:52

画面読み上げ機能を使用しているときは、通常の操作と異なる部分があります。
また、独自の操作もあります。
ここでは、それらジェスチャーについてまとめます。


本題に入る前に、用語の説明をしておきたいと思います。
(一部、後の内容と関係のないものもあります。)


タップ
画面を軽く1回ぽんとたたきます。たたいた指は画面から離します。

ロングタップ
タップした指を画面に付けたままにします。ホールドということもあります。

ダブルタップ
2回素早くタップします。

トリプルタップ
3回素早くタップします。

スワイプ
モップを掛けるように指を滑らせます。

フリック
放棄をかけるように指を素早く払います。

ピンチイン
開いた2本の指をゆっくりと近づけます。

ピンチアウト
2本の指をゆっくりと開きます。

回転
1本の指を中心に、もう1本の指で時計回りもしくは反時計回りに円を描きます。ローターということもあります。




では、TalkBackのジェスチャーについて述べます。
特に断りがない場合は、1本指での操作を表します。
2本指の場合はVサインの形で、一息おいてから操作するのがポイントです。

ダブルタップ
選択中の項目を開きます。TalkBackを使用していないときのタップと同等です。

ダブルタップ・ホールド
TalkBackを使用していないときのロングタップと同等です。

スワイプ
画面上の項目を閲覧します。何か綱目に触れたときには、読み上げがあります。

フリック
画面上の項目間を移動して選択します。

2本指での右、もしくは左へのスワイプ
右もしくは左の画面に表示を切り替えます。TalkBackを使用していないときのスワイプと同等です。

2本指での上もしくは下方向へのスワイプ
画面をスクロールして、下もしくは上の隠れている内容を表示します。TalkBackを使用していないときのスワイプと同等です。

以下はAndroid4.2以上でのジェスチャーです。
トリプルタップ
選択中の項目を拡大表示します。再度トリプルタップで元の表示に戻ります。

ピンチアウト
表示を拡大します。

ピンチイン
表示を縮小します。

ダブルタップ・ホールド
指の下の表示を拡大します。指を離すと元の表示に戻ります。
もう1本の指で、ピンチアウト/ピンチインで拡大率が切り替わります。

電源ボタン長押し プラス 2本指ろんぐたっぷ
TalkBackをONにすることができます。

注意
上記のジェスチャーは事前に
設定ユーザ補助にて
拡大表示 ユーザ補助ショートカット
をONにしておく必要があります。



以下のジェスチャーは
設定TalkBack設定ジェスチャーの管理
にて変更ができます。
誤動作を防ぐために、未割当にも設定することができます。
ここでは初めに設定されているものを紹介します。

右にフリック
次の綱目を選択

左にフリック
前の綱目を選択

下もしくは上にフリック
フリックで項目に移動するときの読み上げの変更

下・上もしくは上・下
画面の最下部、もしくは最上部に移動します。

右・左もしくは左・右に素早くスワイプ
右もしくは左の画面に表示を切り替えます。TalkBackを使用していないときのスワイプと同等です。

上・左
ホームボタン

下・左
戻るボタン

上・右
ローカルコンテキストメニュー

下・右
グローバルコンテキストメニュー

左・上
最近使ったアプリボタン

左・下
未割当

右・上
未割当

右・下
通知を開く

側面をシングルタップ
未割当

側面をダブルタップ
未割当



上記ジェスチャーは下記に変更することができます。

  • 未割当

  • 次または前の綱目を選択

  • 画面の最上部・最下部に移動

  • 画面を前方または後方にスクロール


  • 次または前のナビゲイション(読み上げ)に変更

  • ホームボタン

  • 戻るボタン

  • 概要(最近使用したアプリ)ボタン

  • 通知を開く

  • グローバルコンテキストメニュー

  • ローカルコンテキストメニュー

  • 最上部から読み上げる

  • 次のアイテム以降を読み上げる



以上が現在使用できるTalkBackのジェスチャーです。
設定ユーザ補助TalkBack設定
タッチガイドチュートリアルにて、詳しい使い方を確認することもできます。










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