品川です。MusicXMLファイル形式の楽譜情報を参照できるアプリです。このアプリは、ベトナムのSao Mai Centerが開発しています。メニュー言語は英語です。スペシャルサンクスとしてオーバーブルック盲学校と日本財団の名前が紹介されています。すでに日本ではよく利用されているアプリなのかもしれませんが、いちおうこちらのMLで紹介してみます。Android版が先にリリースされ、続いてiOS版がリリースしていますが、機能としてはAndroid版の方が豊富です。ギターチューナー、メトロノーム、点字表示、PDFとJPGからの取り込み機能が用意されています。開発チームでは2ヵ月後に点字楽譜への変換エンジンをAndroid版でリリース予定であるとアナウンスしています。手持ちのMXMLファイルもインポートできますが、アプリ内ではサンプルデータが用意されており、著作権フリーのデータをダウンロードできるようになっています。■主要なボタンは、画面の上部にタブ切り替えボタンが三つ。Score 楽譜を表示List サンプルデータやインポートしたデータの一覧表示Library 楽譜データをダウンロードできるさて、ListまたはLibraryの画面から楽譜を選択すると、自動的にScore画面に切り替わります。楽譜が表示されて、ドラッグやスワイプ操作で音符の音が再生され、文字や記号で内容を確認できます。iOS版では立てにドラッグするとLine番号だけを読み上げますが、Android版では違う印象を受けました。これは表示スタイルなどに関係してくるのかもしれません。とりあえず五線譜をイメージしながらドラッグします。■楽譜を表示している画面最下行に再生コントローラーが並びます。Play 楽譜の先頭から最後までを再生Play current bar 現在のbar位置から再生Play marked piece 範囲選択した箇所を再生Play options テンポや楽器の種類の切り替えなど任意のbarだけを再生させるには、楽譜の表示エリアで1本指ダブルタップしてメニューの中からボタンを選びます。Play current bar複数のパートが存在する楽譜では、表示内容を切り替えできます。画面の下から2行目のボタンでメニュー選択します。Part ボタンピアノなどで右手・左手を切り替えるには、Staff ボタン■PDFファイルを変換してインポートPDFとJPEGの楽譜を変換してインポートできるようですが、私は成功しませんでした。どの種類の画面でも右上端には「その他のオプション」ボタンがあり、これはiOS版にはありません。楽譜PDFをMusicXMLに変換してインポートするボタンがあります。次のようなメニューが表示されます。Accessibility optionsApp settingBraille settingToolReset to defaultQuick user's guideAboutこの中のToolボタンを実行すると、Guitar TunerMetronomeConvert PDF sheet次に「Convert PDF sheet」を実行して、ファイルを選びます。インポートされたファイルはList画面のDownloadフォルダ、あるいはAllフォルダで確認できるようです。■MusicXMLファイルのインポートMXML形式のファイルをデバイス本体にダウンロードします。List画面のDownloadフォルダで表示されます。「Refresh」ボタンを実行する必要があるかもしれません。■楽譜データの削除List画面で楽譜のタイトルの箇所でを長押しします。1本指のダブルタップ&ホールド。「Remove」ボタンを実行すれば削除できます。