山賀です。すでにご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが改めて確認してみたいと思います。が残念ながらこの作業は晴眼の方の協力が不可欠です。とはいってもこちらがしっかりわかっていないと設定の完了には辿り付けませんのでしっかり押さえておきたいと思います。 1. talkbackの設定設定 → ユーザー補助とメニューを進みまずはtalkbackをONにします。さらに同じメニューにてタッチガイドもONにします。この時点で端末は英語しか話しません。また端末によってはtalkbackが入っていないこともあるのでその場合はグーグルプレイよりダウンロードしてから上記の設定を行います。そもそもtalkbackとは何かといいますとAndroidが標準で搭載している画面読上げ機能のことです。talkback自体は読上げ機能を持っているだけで単体で音声を発する訳ではありません。ここに言語に応じた音声エンジン(TTS)を合わせることで初めてスクリーンリーダーとして機能します。ゲーム機とゲームソフト、CDプレイアと音楽CDの関係のようなものと考えるとわかりやすいかもしれません。標準では英語のTTSのみインストールされているので次の設定が必要になります。 2. 日本語音声の設定グーグルプレイより日本語TTSをインストールします。現在はn2tts (無料)ドキュメントトーカ for Android (990円) (無料のデモ版もあります)の2つがあります。インストールした音声エンジンをtalkbackに設定します。設定 → 言語と入力 → テキスト読上げの出力と進みます。すると現在インストールされているTTSの一覧が表示されるので使用したいものを選びます。確認メッセージが表示されるのでOKを選び初期設定は完了です。この時点で何も音声を発しないこともありますがあわてずに一度端末を再起動させます。起動後ちゃんと日本語の音声が聞こえてきます。快適に使用するにはもう少しこまかい設定が必要かと思いますがそれはまた次回説明したいと思います。まずは人の手を借りる必要があるので最低限必要な設定ということでまとめてみました。