[android:03294] カメラに写る情報を教えてもらえる「Be My Eyes」のサービスについて


2015/01/29 23:39:21

品川です。

先日iOS向けのアプリとして「Be My Eyes」がリリースされました。
これは、オンライン上の見えている人、ヘルパーにビデオ通話をして、カメラに何が移っているのかを教えてもらうシステムです。

携帯電話でテレビ通話ができるようになった頃、長谷川貞夫さんが考案されたテレサポートというサービスがありましたが、それがようやく実現したように感じています。

特定の相手とビデオ通話するだけならSkypeなどでもできますが、Be My Eyesの場合は晴眼者として登録した世界中の人がヘルパーになってくれます。
選択した言語の人にしかつながりません。

クラウドを通じて視覚障害者の「目」となる機能を提供するBe My Eyes - TechCrunch
http://jp.techcrunch.com/2015/01/18/20150116be-my-eyes/


このシステムを考案したHansさんのインタビューが収録されているPodcastを聞いてみました。
2015年1月18日の録音です。

AppleVis Podcast (AppleVis Extra #26: Hans Wiberg, Creator of Be My Eyes):
http://www.applevis.com/podcast/episodes/applevis-extra-26-hans-wiberg-creator-be-my-eyes

この中で、Hansさんは、視覚障害を持つAndroidユーザーがどのくらいいるのか、こういうアプリを必要に思っているかどうかを知りたいそうです。
デンマークに住む彼の周りには、Androidスマートフォンを使っている視覚障害者は一人だけだそうです。

興味のあるAndroidユーザーはコンタクトしてみてはいかがでしょうか?

Androidアプリがリリースされたら、メールでお知らせしてくれるという登録フォームが用意されています。

Notification for Be My Eyes Android version
http://bemyeyes.us6.list-manage.com/subscribe?u=e7bc4d93c409f117307da5764&id=6715c5a0ea

Be My Eyes ~ Lend Your Eyes to the Blind
http://bemyeyes.org/



日本にはたくさんの「らくらくスマートフォン」を始めとしたAndroidユーザーがいるでしょうから、Android用のアプリがリリースされれば、恩恵を受ける視覚障害者は多いと思います。
それよりも、ヘルパーの登録者数がかなり伸びるだろうと期待します。

個人的にはWindows用アプリも開発してもらって、将来的にはWindows Phoneでも使えるようになればと夢見ています。






 次ページへ  前ページへ     戻る