山賀です。先日開催されたGoogleの開発者向けイベントで表題について発表がありました。公式ページにはまだ記事がアップされていませんが、別ページに内容が紹介されていました。興味深い内容でしたので紹介したいと思います。 1. LookoutAndroid 8.0 以上のPixel端末で夏にアメリカで先行してリリースされます。Lookoutは視覚障碍者に周囲の情報を知らせます。アプリは実際の風景から物体・人・文字などを認識し、読み上げます。起動後ユーザはwork and playhomescanexperimentalからモードを選択します。選択したモードによって書籍の内容や出口マークなどの情報を提供します。実際に人がガイドするように画面を操作することなく動作します。Pixelをストラップで固定したりシャツのポケットに入れた状態で使用できるように設計されています。端末をノックして認識の開始カメラを隠して一時停止指紋センサーでモードの切り替えができます。またインターネット接続なしで使用できます。 2. 音量増幅混雑した空港や賑やかなレストランなどで会話をしようとしたときに、周囲の状況に関わらずクリアに聞こえるようになります。音量増幅により、ユーザはノイズを減らし、スマートホンや接続しているヘッドホンの信号を増幅できます。これにおり騒がしい環境でも会話ができます。2つのスライダーを使って、左右の耳それぞれに合わせてチューニングすることができます。そのため、大きすぎたり小さすぎることなくちょうどよい音量に調節できます。 3. 選択して読み上げでOCR現在Android Pのベータ版において、選択して読み上げを使っての文字認識がカメラアプリと写真で利用できます。カメラを向けたり端末内の写真を選択した後、選択して読み上げが文字の内容やハイライトを読み上げます。カンファレンスのデモでは、簡単な操作で機能を呼び出していました。カメラアプリを起動し、角のユーザ補助ボタンをタップ。モジを選択すると端末が書かれている内容を読み上げます。 4. ユーザ補助メニュー片手でスクリーンショットを撮ったり特殊なジェスチャーをするのは身体が不自由だと難しいことがあります。ユーザ補助メニューは電源のオフ画面ロックスクリーンショットの撮影音量の調節を上スァイプや上下スワイプなどで実行できるようにします。機能はGoogle Assistantやユーザ補助設定から有効にします。メニューは手の小さなユーザや肢体不自由のユーザでもとどくよう画面下部にポートレイトモードとランドスケープモードの両方で表示されます。 5. Gboardでのモールスコード入力GoogleはGboardでモールスコード入力を追加します。ユーザは必要に応じてモールスコード設定を変更できます。またスイッチアクセスを使い、外部機器から有効にすることもできます。モールスコードレイアウトに変更後、 . - を使って文字を入力できます。上記によりキーボードの上部に予測候補も表示されます。引用ページAll the New Accessibility Features Coming to Android P - COOL BLIND TECHhttps://coolblindtech.com/all-the-new-accessibility-features-coming-to-android-p/What's new in Android accessibility (Google I/O '18) - YouTubehttps://t.co/PQV86QgX3v