品川です。すでに話題に上がっていたのかもしれませんが、Bixby Visionに視覚支援機能としてクイックリーダーが加わっていたようです。毎年5月の第三木曜日はアクセシビリティを啓発する日として、Global Accessibility Awareness Dayとなっていますが、SAMSUNGはその日に発表していたそうです。Drafts about A11Y: SAMSUNG、Bixby Visionに視覚障害者向けの3つの機能を追加。http://accessibility-tech.blogspot.com/2020/05/samsungbixby-vision.htmlGalaxy S8シリーズ以降のフラグシップモデルにはBixbyボタンが付いていますが、音声アシスタントであるBixbyは未だに日本語に対応していないということで、私はこのボタンを押してEnvision AIアプリを起動するように変更しています。機能を入れ替えて使っている人は多いのではないでしょうか。上記の記事を読んで、久しぶりにボタンでBixby Visionを起動するようにしてみました。Bixby Visionはホーム画面からアプリとして開くこともできます。ちなみにBixby VisionはGalaxy端末でのみ使えると思いますが、詳しくないので間違っているかもしれません。視覚支援機能はデフォルトではオフになっているみたいです。Bixby Visionアプリの中の「他のオプション」、「設定」、「ユーザー補助用Bixby」と進み、ラジオボタンをオンにします。また、三つのユーザー補助機能はそれぞれオン・オフ切り替えできるようになっています。シーン説明クイックリーダー色を検出上記の三つのユーザー補助機能を加えると、Bixby Visionでは八つのモードを切り替えできるようになります。2本指の左スワイプか右スワイプでモード変更できます。・ワイン・翻訳・ディスカバー・ショッピング・QRコード・シーン説明・クイックリーダー・色を検出この機能が追加されたことについて、日本語でのプレスリリースが見つからなかったので、サムスンは日本語の視覚障害ユーザの存在をどこまで把握しているのか、サポートする気があるのか、よくわかりません。とりあえず認識結果は日本語で読み上げています。iOSのSeeing AIアプリを意識した設計なのかもと感じました。AIを利用した視覚支援アプリ、増えてきていますが、どれも一長一短という印象です。Envision AIアプリ、なぜだかGalaxy S9ではインスタントリーディングモードで文字認識させると、シャッター音がしています。Galaxyシリーズだけ癖があるというようなことを開発者がおっしゃっていたので、他のAndroid端末では問題ないのかもしれません。また、以前に話題になったSullivan+アプリ、私の環境、Galaxy S9, Android 10の環境では、変なタイミングで無意味なTTSの音声が発生されたりします。こちらは韓国で開発しているアプリのようですが、SAMSUNGの開発チームとは連携しているのかどうか、気になります。切磋琢磨して機能アップしていってくれればうれしいわけです。Sullivan+ (blind, visually impaired, low vision) - Google Play のアプリhttps://play.google.com/store/apps/details?id=tuat.kr.sullivan&hl=jaAIベースのアプリが視力障害者に音声案内を提供 - CNET Japanhttps://japan.cnet.com/release/30401263/