品川です。Androidスマートフォンとケーブルで接続して利用するウェアラブルカメラを開発しているARx Vision。CSUN 2024で展示されていたようですが、「ARx AI - Gen 1.5」という製品ではMicrosoft Seeing AIアプリとNaviLensアプリが利用できるようになるそうです。ARxVisionhttps://arx.vision/この製品はサングラス型ではなく、Shokzの骨伝導ヘッドセットのように後頭部にフレームを装着するタイプのようです。右耳の前に800万画素のカメラが搭載されており、スピーカーは骨伝導。AndroidスマートフォンとはUSB-Cケーブルで接続し、バッテリーはスマートフォンから供給。これまでは専用のARxVisionアプリだけが動作していましたが、そこにサードパーティ製のアプリが加わるということのようです。カメラからの映像を処理しようとすればワイヤレスよりもケーブル接続の方でデータ転送するのが現実的でしょうから、今後どのようなアプリが利用できるようになるのか注目しています。この製品が興味深いのは、RNIB 英国王立盲人協会とパートナーシップを結んだ点です。Arxvision Headset | RNIBhttps://shop.rnib.org.uk/arxvision-headset-94669価格は799USドル、799ポンド。期間限定で200USドル、200ポンドがディスカウントされるそうです。インタビューはPodcastで公開されています。RNIB Connect / CSUN 2024 - ARxAI Headset - Charles Leclercqhttps://audioboom.com/posts/8476936-csun-2024-arxai-headset-charles-leclercq現時点ではAndroidスマートフォンのみで利用できる製品ですが、気になるのはiPhoneへの対応は予定されているのかどうか。USB-Cケーブルで接続するということですが、iPhone 15シリーズからはUSB-Cコネクタを採用しています。ではiPhoneで使えるようにならないのか???これについては今年の後半に何らかの発表ができるだろうとインタビューの中で答えておられます。