MusicXML形式の楽譜を文字と音で確認するアプリ「SM Music Reader


06145 2022/02/01 14:02:44


品川です。

MusicXMLファイル形式の楽譜情報を参照できるアプリです。
このアプリは、ベトナムのSao Mai Centerが開発しています。
メニュー言語は英語です。
スペシャルサンクスとしてオーバーブルック盲学校と日本財団の名前が紹介されています。
すでに日本ではよく利用されているアプリなのかもしれませんが、いちおうこちらのMLで紹介してみます。

Android版が先にリリースされ、続いてiOS版がリリースしていますが、機能としてはAndroid版の方が豊富です。
ギターチューナー、メトロノーム、点字表示、PDFとJPGからの取り込み機能が用意されています。
開発チームでは2ヵ月後に点字楽譜への変換エンジンをAndroid版でリリース予定であるとアナウンスしています。

手持ちのMXMLファイルもインポートできますが、アプリ内ではサンプルデータが用意されており、著作権フリーのデータをダウンロードできるようになっています。


■主要なボタンは、画面の上部にタブ切り替えボタンが三つ。
Score 楽譜を表示
List サンプルデータやインポートしたデータの一覧表示
Library 楽譜データをダウンロードできる

さて、ListまたはLibraryの画面から楽譜を選択すると、自動的にScore画面に切り替わります。
楽譜が表示されて、ドラッグやスワイプ操作で音符の音が再生され、文字や記号で内容を確認できます。
iOS版では立てにドラッグするとLine番号だけを読み上げますが、Android版では違う印象を受けました。
これは表示スタイルなどに関係してくるのかもしれません。
とりあえず五線譜をイメージしながらドラッグします。


■楽譜を表示している画面
最下行に再生コントローラーが並びます。
Play 楽譜の先頭から最後までを再生
Play current bar 現在のbar位置から再生
Play marked piece 範囲選択した箇所を再生
Play options テンポや楽器の種類の切り替えなど

任意のbarだけを再生させるには、楽譜の表示エリアで1本指ダブルタップしてメニューの中からボタンを選びます。
Play current bar

複数のパートが存在する楽譜では、表示内容を切り替えできます。
画面の下から2行目のボタンでメニュー選択します。
Part ボタン

ピアノなどで右手・左手を切り替えるには、
Staff ボタン


■PDFファイルを変換してインポート
PDFとJPEGの楽譜を変換してインポートできるようですが、私は成功しませんでした。
どの種類の画面でも右上端には「その他のオプション」ボタンがあり、これはiOS版にはありません。
楽譜PDFをMusicXMLに変換してインポートするボタンがあります。
次のようなメニューが表示されます。
Accessibility options
App setting
Braille setting
Tool
Reset to default
Quick user's guide
About

この中のToolボタンを実行すると、
Guitar Tuner
Metronome
Convert PDF sheet

次に「Convert PDF sheet」を実行して、ファイルを選びます。
インポートされたファイルはList画面のDownloadフォルダ、あるいはAllフォルダで確認できるようです。


■MusicXMLファイルのインポート
MXML形式のファイルをデバイス本体にダウンロードします。
List画面のDownloadフォルダで表示されます。
「Refresh」ボタンを実行する必要があるかもしれません。


■楽譜データの削除
List画面で楽譜のタイトルの箇所でを長押しします。1本指のダブルタップ&ホールド。
「Remove」ボタンを実行すれば削除できます。




06182 2022/04/02 17:02:30


くようです。

品川さん、「SM Music Reader」のご紹介をありがとうございます。
点字楽譜への変換機能が付いていました。

まず、点字ディスプレイに点字楽譜を表示するには、
あらかじめ「SM Braille Viewer」というアプリをインストールしておく必要があります。

SM Braille Viewer
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.saomaicenter.brailleviewer&hl=ja&gl=US

対応している点字ディスプレイは
Braille Backと同一のようです。
こちらでは、ブレイルセンス、スマートビートル、
国内のものではケージーエスのBMスマート16でも動作しました。

SM Music Readerで楽譜を開き、
音符をダブルタップすると、下記のようなメニューが開きます。

Play current bar
Mark
Go to ...
Sheet info
Send to SM Braille Viewer
Export to .brf file

この中の「Send to SM Braille Viewer」を実行すると、
楽譜が点字に変換されて点字ディスプレイに表示されます。
また「Export to .brf file」を実行すると
brf形式で点字楽譜が保存できます。

曲のタイトルや歌詞は英語の場合は点字に変換されて出力されます。
Braille Backと同じ点字変換テーブルを使っているので
日本語については対応していません。

■PDFファイルを変換してインポート
PDFとJPEGの楽譜を変換してインポートできるようですが、私は成功しませんでした。

こちらでも知人に作ってもらったPDFの楽譜を読み込んでみましたが変換できませんでした。
あと、手元のMusicXMLファイルを読み込むと
SM Music Readerが強制終了してしまいます。
楽譜自体に問題があるのか、
あるいはタイトルに日本語が含まれていたりするので
それがいけないのかはわからないのですが、
iOS版のSM Music Reader では読み込めているファイルなので
データには問題はないと思います。

ところで、Aneroidとは関係ないのですが、
MusicXML形式のファイルを点字楽譜に変換できる国内のサービスとして・
横浜国立大学が自動楽譜点訳システムを開発しています。

https://www.braillemuse.net/braille_music_score/index.html

このサーバーにMusicXML形式の楽譜データを送信すると、
楽譜が自動点訳されて、
BSEファイルでダウンロードすることができるようになります。




06145 2022/02/01 14:02:44


品川です。

MusicXMLファイル形式の楽譜情報を参照できるアプリです。
このアプリは、ベトナムのSao Mai Centerが開発しています。
メニュー言語は英語です。
スペシャルサンクスとしてオーバーブルック盲学校と日本財団の名前が紹介されています。
すでに日本ではよく利用されているアプリなのかもしれませんが、いちおうこちらのMLで紹介してみます。

Android版が先にリリースされ、続いてiOS版がリリースしていますが、機能としてはAndroid版の方が豊富です。
ギターチューナー、メトロノーム、点字表示、PDFとJPGからの取り込み機能が用意されています。
開発チームでは2ヵ月後に点字楽譜への変換エンジンをAndroid版でリリース予定であるとアナウンスしています。

手持ちのMXMLファイルもインポートできますが、アプリ内ではサンプルデータが用意されており、著作権フリーのデータをダウンロードできるようになっています。


■主要なボタンは、画面の上部にタブ切り替えボタンが三つ。
Score 楽譜を表示
List サンプルデータやインポートしたデータの一覧表示
Library 楽譜データをダウンロードできる

さて、ListまたはLibraryの画面から楽譜を選択すると、自動的にScore画面に切り替わります。
楽譜が表示されて、ドラッグやスワイプ操作で音符の音が再生され、文字や記号で内容を確認できます。
iOS版では立てにドラッグするとLine番号だけを読み上げますが、Android版では違う印象を受けました。
これは表示スタイルなどに関係してくるのかもしれません。
とりあえず五線譜をイメージしながらドラッグします。


■楽譜を表示している画面
最下行に再生コントローラーが並びます。
Play 楽譜の先頭から最後までを再生
Play current bar 現在のbar位置から再生
Play marked piece 範囲選択した箇所を再生
Play options テンポや楽器の種類の切り替えなど

任意のbarだけを再生させるには、楽譜の表示エリアで1本指ダブルタップしてメニューの中からボタンを選びます。
Play current bar

複数のパートが存在する楽譜では、表示内容を切り替えできます。
画面の下から2行目のボタンでメニュー選択します。
Part ボタン

ピアノなどで右手・左手を切り替えるには、
Staff ボタン


■PDFファイルを変換してインポート
PDFとJPEGの楽譜を変換してインポートできるようですが、私は成功しませんでした。
どの種類の画面でも右上端には「その他のオプション」ボタンがあり、これはiOS版にはありません。
楽譜PDFをMusicXMLに変換してインポートするボタンがあります。
次のようなメニューが表示されます。
Accessibility options
App setting
Braille setting
Tool
Reset to default
Quick user's guide
About

この中のToolボタンを実行すると、
Guitar Tuner
Metronome
Convert PDF sheet

次に「Convert PDF sheet」を実行して、ファイルを選びます。
インポートされたファイルはList画面のDownloadフォルダ、あるいはAllフォルダで確認できるようです。


■MusicXMLファイルのインポート
MXML形式のファイルをデバイス本体にダウンロードします。
List画面のDownloadフォルダで表示されます。
「Refresh」ボタンを実行する必要があるかもしれません。


■楽譜データの削除
List画面で楽譜のタイトルの箇所でを長押しします。1本指のダブルタップ&ホールド。
「Remove」ボタンを実行すれば削除できます。




06182 2022/04/02 17:02:30


くようです。

品川さん、「SM Music Reader」のご紹介をありがとうございます。
点字楽譜への変換機能が付いていました。

まず、点字ディスプレイに点字楽譜を表示するには、
あらかじめ「SM Braille Viewer」というアプリをインストールしておく必要があります。

SM Braille Viewer
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.saomaicenter.brailleviewer&hl=ja&gl=US

対応している点字ディスプレイは
Braille Backと同一のようです。
こちらでは、ブレイルセンス、スマートビートル、
国内のものではケージーエスのBMスマート16でも動作しました。

SM Music Readerで楽譜を開き、
音符をダブルタップすると、下記のようなメニューが開きます。

Play current bar
Mark
Go to ...
Sheet info
Send to SM Braille Viewer
Export to .brf file

この中の「Send to SM Braille Viewer」を実行すると、
楽譜が点字に変換されて点字ディスプレイに表示されます。
また「Export to .brf file」を実行すると
brf形式で点字楽譜が保存できます。

曲のタイトルや歌詞は英語の場合は点字に変換されて出力されます。
Braille Backと同じ点字変換テーブルを使っているので
日本語については対応していません。

■PDFファイルを変換してインポート
PDFとJPEGの楽譜を変換してインポートできるようですが、私は成功しませんでした。

こちらでも知人に作ってもらったPDFの楽譜を読み込んでみましたが変換できませんでした。
あと、手元のMusicXMLファイルを読み込むと
SM Music Readerが強制終了してしまいます。
楽譜自体に問題があるのか、
あるいはタイトルに日本語が含まれていたりするので
それがいけないのかはわからないのですが、
iOS版のSM Music Reader では読み込めているファイルなので
データには問題はないと思います。

ところで、Aneroidとは関係ないのですが、
MusicXML形式のファイルを点字楽譜に変換できる国内のサービスとして・
横浜国立大学が自動楽譜点訳システムを開発しています。

https://www.braillemuse.net/braille_music_score/index.html

このサーバーにMusicXML形式の楽譜データを送信すると、
楽譜が自動点訳されて、
BSEファイルでダウンロードすることができるようになります。




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