品川です。Android TV 7.0を採用しているソニーのテレビ『BRAVIA』、どこまで音声読み上げしてくれるのかを確かめてきました。付属のリモコンで操作します。説明して下さったソニーストア大阪のスタッフさん、ありがとうございました。個人的な印象ですが、音声読み上げさせて使えるBRAVIA、とてもほしくなりました。メーカーとしては視覚障害者の利用をどこまで想定しているのかわかりませんが、音声読み上げ機能を積極的にアピールしてほしいなと感じました。ぜひ日本ライトハウス展やサイトワールドなどの展示会に出展してほしいものです。BRAVIAでAndroid TVを採用しているのは43型のモデルからだそうです。Android TV 7.0が2017年6月時点で最新です。まず音声読み上げを開始させるには、ホームボタンを押して、設定、ユーザ補助の中に入ります。「TalkBack」、あるいは「音声読み上げ」のどちらかをオンにします。これら二つはプリインストールされていました。読み上げ速度などの調整は、ユーザ補助の中の「テキスト読み上げ」で設定できます。「音声読み上げ」というのはソニー性のスクリーンリーダー機能のようですが、こちらの方が反応がよさそうだということでした。テレビ視聴について、地上波の放送局で確認しました。チャンネルを切り替えた時、そのチャンネル番号の読み上げや番組名の読み上げはされません。その代わりに、「番組チェック」というボタンを押すと、放送中の番組名が表示され、カーソルボタンで移動できます。音声読み上げはされるので、目的の箇所でエンターボタンを押します。すると、そのチャンネルに切り替わって、番組を視聴できます。カーソルを移動した時に読み上げられる内容は、現在放送中の番組と次に開始される番組名、最後にチャンネルの番号です。番組表のボタンを押すと、その内容の読み上げは可能です。予約録画の操作について、最終段階まで確認してはいませんが、録画の操作は音声読み上げで可能だろうなと思いました。録画先にはUSB接続したデバイスを指定することになります。録画済みのコンテンツの名前は読み上げて、再生コントロールもできました。ただし、録画済みのコンテンツ、再生速度の調整はできないのかもしれません。ソニーストアでは、ソニー性のレコーダーにも録画できるようになっていましたが、もしそちらに録画してしまうと、録画済みのコンテンツの再生コントロールはレコーダー側の機能になってしまい、Android TVの読み上げ操作ができなくなりました。テレビの設定メニュー、深い階層までは確認していませんが、読み上げ操作できるように思いました。アプリについて、Android TVで動くアプリはPlay Storeから入手可能です。ただし、通常のAndroid用のアプリと違い、その数は少ないそうです。YouTubeアプリについて、音声読み上げで操作できるのを確認しました。プリインストールされているアプリには、Netflix, Gyao, Amazonビデオ, AdemaTV, Huluなどの動画サービスが中心です。TuneIn Radioがプリインストールされているのには驚きました。それぞれのアプリが音声読み上げで使えるかどうかは確認できませんでした。Androidのスマートフォンやタブレットで操作できたとしても、Android TV用アプリは別物だと言われています。音声読み上げさせて操作できるテレビとしては、パナソニックと三菱電機の製品が有名です。二つのメーカーの製品ではメニューの深い所までを読み上げてくれるのかどうか、私は知りません。Android TV 7.0のおかげで、音声読み上げで操作できるテレビのメーカーとして、ソニーも仲間入りしたのではないかと感じています。以下は以前にも投稿しましたが、参考になるurl情報です。ニュージーランドの人がPodcastで公開しています。The Blind Side, with Jonathan Mosen (The Blind Side Podcast 33, a comprehensive demonstration of the accessible Sony Bravia X8000D TV): https://soundcloud.com/theblindsidepodcast/episode33また、YouTubeで公開されている動画もありました。Talk back accessibility with Sony Bravio 4K television - YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=Nnv8raphv28