スマートテレビ Fire TV


05030 2018/07/15 15:15:32


品川です。

Androidとは関係ありませんが、スマートテレビの話です。

アマゾンはFireタブレットやFire TVなどのデバイスを開発販売していますが、Fire OSは元々Android OSから派生したものです。

VoiceViewというスクリーンリーダー機能を搭載しており、昨年から何度もその機能をグレードアップしてきています。
基本的なGoogle TalkBackのジェスチャーでしか操作できなかったものが、最近ではiOS VoiceOverで使われているようなジェスチャーも使えるようになってきています。
ただし、日本語TTSはリリースされていないので、日本語環境では音声読み上げして使うことはできません。


さて、アメリカではFire TVを搭載したテレビが発売されました。
もちろんVoiceViewのスクリーンリーダーや拡大機能を利用することは可能です。
他のFireデバイスと同じく、セットアップの段階から音声読み上げ機能をオンにできるようです。


Amazon.com: Toshiba 43-inch 4K Ultra HD Smart LED TV with HDR - Fire TV Edition: Electronics
https://www.amazon.com/Toshiba-43-inch-Ultra-Smart-LED/dp/B07D4F2P26/ref=mp_s_a_1_1?ie=UTF8&qid=1531622464&sr=8-1&pi=AC_SX236_SY340_QL65&keywords=toshiba+fire+tv&dpPl=1&dpID=51goq87y5kL&ref=plSrch

こちらの価格には驚かされました。
43方の4Kテレビ、
価格は329.99ドル。

アメリカではテレビの受信方法や費用が日本とは異なるのでしょうが、4万円以下で購入できるというのはすごいですね。
Toshibaというメーカーのテレビだそうです。


こちらのPodcastでアマゾンのアクセシビリティチームのディレクターであるピーター・コーンさんのインタビューが聞けます。
テレビを実演操作している様子も聞くことができます。
ちなみにピーターさんは以前にBerkley Systemsでマッキントッシュ用のスクリーンリーダーoutSPOKENの開発にも関わっておられたそうです。

Blind Abilities Podcast (Amazon's Peter Korn, Director of Accessibility, Gives Us a Demo of the Toshiba Fire TV and Amazon's Fire Cube. #NFB18):
http://traffic.libsyn.com/blindabilities/AmazonFireTV20and20Cube.mp3

別のPodcastで語られていましたが、アマゾンとしてはこのようなテレビをホテルなどに投入していきたいという方針を持っているということです。
たしかマリオットホテルなどではAmazon Alexaのシステムを導入すると発表していたので、実際にアマゾンのテレビが公共の場に広まっていけば、視覚障害ユーザにとってもうれしいことだろうなと思います。


先日読んでおもしろいと感じた生地に、こんなのがありました。

JOYSOUNDに「Netflixルーム」が登場!ソニーの4KテレビとDolby Atmosを爆音で楽しめる! | 4KテレビLife
https://4k8ktv.jp/2018/07/10/netflix-joysound/

Dolby Atmosで映画やライヴを気軽に楽しみたいものですが、このカラオケルームにはソニーのテレビが置かれているそうです。
KJ-55X9000Fは今年発売されたばかりのAndroid TV対応モデルです。

公共の場に音声読み上げに対応した家電などが普及していくこと、これは理想的だなぁと思うのですが、東京オリンピックを前にそんな動きにならないでしょうかねぇ。






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