品川です。ソニーのAndroid TVであるBraviaで、ようやくユーザー補助のショートカット機能が利用できるようになりました。確認したのは2017年5月発売のモデルKJ-43X8000Eです。これで音声読み上げ機能のオンとオフの切り替えを楽にできます。操作としては、付属のリモコンの消音ボタンの3秒長押しです。KJ-43X8000E付属のリモコンでは、消音ボタンの位置は音量とチャンネル切り替えの二つの縦長ボタンの間にあります。小さなボタンが二つ縦に並んでいるのですが、そのうちの下側です。Android TVのアクセシビリティ機能 見やすく・音に変換 音声読み上げ | テレビ ブラビア/ベガ | 総合サポート・お問い合わせ | ソニーhttps://www.sony.jp/support/tv/androidtv_accessibility/vision01/上記のウェブページによると、ユーザー補助のショートカット、アクセシビリティショートカットは、デフォルトでは音声読み上げ機能が選択されているようです。ただし、初期設定時には利用できないとのこと。これについては残念です。それから気になることとしては、日本語TTSがプリインストールされているかどうか。2018年3月、私が初期設定したときには英語TTSのみがプリインストールされていて、日本語TTSはインターネット接続後にダウンロードする必要がありました。もしかすると、日本語TTSがプリインストールされていないために初期設定時には利用できないのかもしれません。また、このアクセシビリティショートカットは他社のAndroid TVでも利用できるのかどうか、気になります。昨年の3月、Sony USAのアクセシビリティ窓口に音声読み上げ機能のショートカットを実装してほしいとリクエストしていましたが、検討の結果、次のアップデートで実装するという答えをいただいていました。しかし、いつになってもその機能は加わらなかったので、おそらく日本のBraviaには採用されないものとあきらめていました。本日久しぶりに端末のファームウェアをアップデートして気づいたわけですが、いつから加わった機能なのかはわかりません。最新のファームウェアは2019年1月24日にリリースされており、ホーム画面のレイアウトは大きく変わったので、この時のアップデートで追加されたのかもしれません。ちなみに設定メニューの呼び出し方も変わってしまい戸惑いましたが、マイクボタンに向かって「設定を開いて」と呼びかけることで目的がかないました。以前にも紹介しましたが、SonyのBravia Android TVモデルには、二つのスクリーンリーダーが実装されています。リモコンボタンを押して音声レスポンスが早いのはソニーが開発した音声読み上げ機能です。深い階層のメニュー項目をしっかり読み上げてくれるのはTalkBackです。音声読み上げ機能付きのテレビとして十分に使用できる製品なので、ぜひ日本ライトハウス展やサイトワールドなどにも出展してアピールしてほしいものです。