秡川 (はらいかわ) です。 小泉さん、gqs さん、新井山さん、エイジさん、こんにちは。 らくらくスマホは、触っただけでは押したことにならず、強く押すと触覚フィードバックとともに押したことになるようなインタフェースを採用しているなど、実験的な試みはなされているみたいですね。 いきおい視覚障碍者対応はハードルが高くても、とりあえず本体がないと話にならないので、これをベースに、実験用ファームウェアをいろいろ作り、当事者の方々へのフィールドテストがなされるのかな、と次に期待します。 こないだ紹介したキーボードつきハンドセットを使う方法もあるのですが、本体だけでごくかんたんな入力を可能とする方法には、NEC と沖電気による「スライドモール」という便法があります。 フリーハンドで押し間違いなく押し分けるには、液晶画面上に 6 〜 8 個くらいの巨大なボタンを配置するしかないようにも思われますが、スライドモールというのは、液晶左右の額縁にいくつものくぼみをつけておき、そのくぼみに対応して画面両脇 2 列にボタンを表示するというアイディアです。 これなら 12 〜 14 個 (片側 6 〜 7 個) ボタンがあってもどうにか押し分けられそうですよね。ひらがなは 10 個もあれば入力できるし、くぼみもあからさまなのじゃなく、デザイン的に美しく面取り加工できそうですしね。 これのよい点は、本体にくぼみがなくても iPhone のカバーみたいなので充分後付けができることです。願わくば、純正のカバーが付属して (ソフト開発者用などは紙細工でもいい) 、その幅にあわせたボタン配置のモードもいろんなソフトに標準的に備わるようになるといいのですけどね。 タッチパネルも、iPhone5 ではインセル型が採用されるかもといった噂もありますし、より使いやすくなっていくといいですよね。