つくばの秡川 (はらいかわ) です。 おはようございます。 Barcode-Talker のデータベースの契約はいったん 3 月末で終了しますが、4 月から、3 年間の長期で継続してよいことになりました。 ただし、サーバは 1 年後に移転予定のため、来年 3 月までに、お使いのソフトの設定を変更していただくことになります。これについては、追ってご案内します。こちらも、うまく移行準備ができるといいのですけど... 今後ともよろしくお願いいたします。 先週の金曜日、リテールテックジャパンに行ってきました。 近い将来、実用になりそうな技術をいくつか見てきましたので報告します。◆バーコードを使わないレジ (POS 端末) 商品をかざすと、カメラで識別して商品を判別するレジ端末です。画像の検索はそれなりにマシンパワーが必要なので、現状で実用になる商品点数は 100 アイテム程度とのこと。わりとレスポンスよく判別していました。 商品点数は狭いコンビニでも 3500 アイテム以上ありますから、すべての商品をカメラで認識させるわけではなく、バーコードの貼りにくい野菜など、一部の商品を画像処理して、残りの一般的な商品はバーコードで処理するというやりかたになりそうです。 対象商品は、あらかじめカメラで登録します。ペットボトルなどの場合は、どの面が正面かがわからないなどの問題もありますから、視覚障碍者が活用するにはまださまざま課題がありますが、期待できる技術ですね。◆賞味期限を数字のまま読み取るスキャナ スキャナを当てる位置と距離はまだ正確さを要求されますが、賞味期限を数字のままカメラで読み取るスキャナのデモ機がありました。 当てる位置を自動で見つけるにはマーカー (目印) を印刷するなどで解決できますので、いまのバーコードをマーカーがわりにするのがよさそうです。バーコードのすぐ近くに賞味期限が印刷してあれば、バーコード部分を高速スキャンでいままでどおりに探し、見つけたら周囲をじっくり画像処理して数字を読み取ればいいですね。これも、商品メーカとの落としどころ次第で期待できる技術です。 ちょうど金曜日に講演の機会があって、デモ機をお借りしました (今回の講演は医薬品関係者向けです。ごめんなさい) 。体験会などなにかの機会でみなさんにもお見せできるといいですね。◆カラーのラベルプリンタ お魚のパックなどに貼られているラベルシールを印刷する業務用のラベルプリンタです。いまスーパーで導入されているのは、サーマル (感熱) 式のモノクロプリンタなので、これで一般商品の QR シールを作っても、数か月程度で印刷が消えてしまいます。 カラーが印刷できることそのものに興味はないのですが、印刷方式が耐水インクジェットなので、日持ちがします。 ラベルプリンタがカラー化されてくると、こういう機種がスーパーに導入されてきて、QR シール作りの敷居も下がるのかなと思いました。