午前はつくばの秡川 (はらいかわ) です。 おはようございます。 Barcode-Talker for らくらくホン が、ハーモニーアイが主催されている「だれもが使えるウェブコンクール」の製品部門で、アクセシブルデザイン賞をいただきました。 らくらくホン版は、まだ視覚障碍者が独力で使いこなせるようなものではなく (訓練で使いこなしていらっしゃる方もおられますが) 、プロジェクト自体を応援する意味で、今回目をかけていただいたのだと思っています。 私はちょうど情報処理学会の委員会に出席していて (ソースコード開示の件、続報します) 、プレゼンは西が担当させていただきました。プレゼンのようすは私は見ていないのですが、決して驕ることのないよう、スライドは注意して作成してもらいました。 現状の携帯電話でバーコードを読むのは、位置をつかむことも困難ですし、手ブレや外乱光にも影響されやすく、しかも、これ以上高性能にしようにもバッテリがさらに短命になるジレンマも抱えています。 そんな状況でも、使ってくださる方々がいらっしゃることは、携帯メーカ,パッケージメーカ,もちろんソフトやサーバを作っている私どもにとっても大きな改良のモチベーションになっています。こんなの使えるか! と携帯をへし折りたくなった方も大勢いらっしゃるように思っていますが、こらえていただいて感謝しています (端末高いですしね) 。 そういった意味で、システム自体が評価されたのではなく、コンセプトやプロジェクトの方向性を応援していただいたものと受け止めています。この受賞の看板は、パッケージメーカさんなどへ協力を依頼していく際にはぜひ活用させていただこうと思っていますが、引き続き、内心では驕ることなく運用していくつもりでいます。いつもありがとうございます。 正式に調印してからでないと一般への告知ができないのですが、来年度の継続について契約,予算の両面で目途が立ちました。また、Barcode-Talker for Windows のソース開示スケジュールについても具体的になってきました。ハーモニーアイさんのおはからいで、東京のコープの方ともお話することもできました。 携帯カメラの高速化や性能向上はもちろんですが、電池の持ちも考えると限界はありましょう。パッケージの改良や,読み取りかたの改良、それからデータの充実をあわせて何周も繰り返さないと、なかなかゴールに辿りつけそうにないですね。 本当の意味で、携帯が実用になるまでにはまだまだかかると思うのですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
秡川さん、西さん、受賞おめでとうございます。私は正直言って、ウインドーズ版のバーコードトーカーは、全く縁がないと思っています。インストールしてくれたり、教えてくれるパソボラさんが、近くにいないのです。私の知っているパソボラさんは、ネット接続とか、そういう、どうしても必要なことしか分からないそうで、新しいことはもうだめなんです。 そんなわけで、ラクラクホンのバーコードトーカーに期待するしかないので、電池のもちが悪くなる、というのがどの程度なのか分かりませんが、もっと性能がよくなって、何も考えていない視覚障害者でも独力で使えるような、そんなものになって欲しいなあと、勝手に思っております。どうか今後とも宜しくお願いします。
こんにちは、蒲郡市の渡辺駿二です。秡川先生、西先生、「だれもが使えるウェブコンクール」でのご受賞心よりお慶び申し上げます。たしかに、携帯での改良には問題も多いことと拝察いたします。改良により携帯を買換えなければならないとなるとなかなかむつかしいものがあります。それは経済的なことであって、公的機関からの援助ものぞみがすくないでしょう。先行システムである「スピーチオ」は公的補助があっても皆が購入しているわけではありません。技術的問題以外にもご苦労をおかけすることであろうとおもいますが、どうぞよろしくお願いいたします。