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欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中央銀行総裁は5日、今月の理事会で50ベーシスポイント(bp)利上げをするとの公算を示し、政策金利が来年「制約的領域」に到達する必要があるかもしれないと述べた。ECB本部で7月撮影。(2022年 ロイター/Wolfgang Rattay/File Photo)

[ダブリン 5日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中央銀行総裁は5日、今月の理事会で50ベーシスポイント(bp)利上げをするとの公算を示し、政策金利が来年「制約的領域」に到達する必要があるかもしれないと述べた。

ECBは連続で75bp利上げを実施したが、ユーロ圏のインフレ鈍化などを受けて、利上げ幅を50bpに縮小すべきとの意見も出ている。

マクルーフ総裁はシンクタンクで講演し、「インフレ率を2%の目標に戻す道を歩み続けるため、12月会合では最低限50bpの利上げが必要だと考えている」と述べた。

その上で講演後に記者団に対し、理事会は50bp利上げで合意するだろうと語った。

ビルロワドガロー仏中銀総裁も4日、今月の理事会で政策金利を50bp引き上げるべきとの見解を示していた。

マクルーフ総裁は、来年の金利調整を巡り「政策金利が一定期間、制約的な領域に入ることも想定に入れておかなくてはならない。不透明感が強い中で、政策金利の最終到達水準を語るのは時期尚早だ」と述べた。

現在のユーロ圏のインフレについて、原因を供給ショックに限定するのは間違いだと指摘。高インフレが中期的に続くとの見方が増えていることが「インフレ期待が2%目標から遠ざかるという早期警告の可能性がある」とし「期待のタガが外れれば2%目標に持続的に戻すことが格段に難しくなる」と述べた。

域内の一部が打ち出している手厚い家計支援はインフレ圧力に拍車を掛ける可能性があると指摘し、「このため金融政策当局者は、より強い対応を迫られる可能性がある」との認識を示した。

理事会で討議される見通しの量的引き締めについては複雑な問題があると述べた。


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