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 6月27日、米西部ワシントン州の公立高校でフットボール部の試合後に選手と祈りをささげたキリスト教徒のコーチが停職となった問題で、連邦最高裁は、信教の自由の侵害に当たるとの判断を示した。写真は米最高裁。2013年12月、ワシントンで撮影(2022年 ロイター/Jonathan Ernst)

(誤字を修正して再送しました)

[ワシントン 27日 ロイター] - 米西部ワシントン州の公立高校でフットボール部の試合後に選手と祈りをささげたキリスト教徒のコーチが停職となった問題で、連邦最高裁は27日、信教の自由の侵害に当たるとの判断を示した。

判決は6対3で、リベラル派の判事全員が反対した。

2015年までブレマートン市でフットボール部の非常勤アシスタントコーチを務めたジョセフ・ケネディ氏の行為は、言論や宗教的表現の自由を認めた憲法修正第1条によって保護されるとした。判決文はゴーサッチ判事が執筆した。

公立高校におけるケネディー氏の祈りとキリスト教を取り入れたスピーチは、生徒への強制と受け止められ、政府による特定宗教の推奨と見なされる恐れがあると学校側は主張していた。

保守派が勢いを増す米最高裁は企業・個人の宗教的権利を拡大する一方で、政教分離を後退させてきた。今回の判決は人工妊娠中絶の権利を認めた1973年の「ロー対ウェイド」判決を最高裁が先週覆したのに続く保守派の勝利となった。

判決文は「宗教的表現の尊重は、自由で多様な米国での生活に不可欠だ」と指摘した。

リベラル派のソトマイヨール判事は反対意見として、今回の判決は、学校と生徒だけでなく米国の政教分離への取り組みに反すると主張した。


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