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 福井県を地盤とする福井銀行は14日、同県内の福邦銀行が実施する50億円の第三者割当増資を今年7月にも引き受けることで基本合意したと発表した。子会社化を念頭に協議を進める経営統合となる。2行はそれぞれ存続する。低金利の長期化と人口減少に加え、新型コロナウイルスの感染拡大で厳しい経営環境の中、システム共通化や店舗統廃合など合理化を加速して生き残りを目指す。

 地銀再編を看板政策に掲げる菅政権の発足後、実際に経営統合が決まるのは初めて。地銀再編は持ち株会社を設立して傘下に入るケースが多く、地銀が別の地銀を子会社化するのは珍しい。

 政府と日銀は地銀の経営統合に対し、それぞれ資金支援する異例の措置を打ち出している。政府の支援策について福井銀の林正博頭取は記者会見で「詳細が出てきた段階で検討したい」と述べ、申請を検討する方針を示した。



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