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 ベンチで見守った原監督の表情は、曇ったままだった。22日の日本シリーズ第2戦で、巨人は7人の投手がソフトバンク打線に15安打され、日本シリーズでは球団ワーストとなる大量13失点。屈辱の敗戦となった。

 一番の誤算は、先発に抜擢(ばってき)された今村だった。一回に1死から川島を四球で歩かせると、柳田に痛烈な当たりで中越えに運ばれ、先制点を与えた。続くグラシアル、栗原と3連打を許し、失策も絡んで重い3失点。持ち味の緩急を使った投球もなりをひそめた。二回には甲斐にソロ本塁打を許して二回途中4失点で降板し、「ふがいないし、申し訳ない」と下を向いた。

 是が非でも取りたかった初戦をエース菅野で落とした反動が投手陣にのしかかったか、勢いづいた相手打線に対抗できなかった。2番手の戸郷は、三回にグラシアルに2ランを献上し、田口も五回に失点。七回は鍵谷が満塁弾を浴びた。

 九回には、ベテランの大竹が自らのエラーもあって2失点。投入した投手が次々と失点して挽回できず、原監督は「なかなか流れがこっちに来ない。最初に渡してしまうとね」と漏らし、言葉少なに球場を後にした。

 今季レギュラーシーズンでは、セ・リーグトップのチーム防御率3・34を誇ったが、パ・リーグ王者に冷や水を浴びせられた。4連敗した昨季の悪夢がちらつく2連敗。次戦は24日。1日あけて気持ちを切り替え、敵地でやり返すしかない。

 (小川寛太)



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