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「健康書」プロ編集者の会メンバーが読み込んだ「健康書」の一部(写真:主婦と生活社)
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医療に詳しい編集者やライター、医療ジャーナリストたちの「よりよい健康情報を提供する場を増やしたい」という志のもと、所属する組織の壁を超えて結成されたユニット、「健康書」プロ編集者の会。メンバーのひとりは指摘する。「忙しい日々を過ごす中高年の皆さんが、あふれる健康情報のなかで“本当に自分に役立つ情報”を選び出すのは、かなり難しい」。そこで、会が著した新刊『「ベストセラー健康書」100冊を読んでわかった 健康法の真実』から、前回は「食事術」の最適解について紹介したが、2回目の今回は「体の整え方、鍛え方」の最適解について、一部引用・再編集してお届けする。

健康情報のウラ側に隠されている「真実」

書店で「健康書」のコーナーに立ち寄ったときに最近よく目につくのは、体のある部位をほぐしたり、伸ばしたり、押したりすることで、痛みや不調の解消にとどまらず、病気の予防・改善までが簡単にできるとアピールしている本。手軽さが非常に魅力的です。

でも悩ましいのは、ある専門家の健康書では「ふくらはぎをもみなさい」と書いてあったかと思うと、別の専門家の健康書では「肩甲骨をほぐしなさい」と書いてあったりすること。両方の本を目にした読者からしたら、何をするのが本当によいのか、よくわからなくなってきます。

たしかに、専門家の間でも見解・主張の異なることは数多くあります。でも、職業柄、数多くの健康書の制作に関わり、その表も裏も知る私たち「健康書」の編集者だからこそ、気づいていることが実はあります。それは、主張が異なる健康書でも“共通して注意喚起している重要なこと”があったり、アプローチ(実践ハウツー)が違う健康書でも“狙っている健康上の効果・目的は同じなので、その違いはそれほど重要ではない”という場合があったりすることです。


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