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 農林水産省は2021年度の食料自給率(カロリーベース、概算値)が前年度と比べて1ポイント上昇し、38%になったと発表した。天候に恵まれ、小麦や大豆の生産が増えたほか、コロナ禍で低迷していた外食需要が回復し、カロリーの高いコメの消費が持ち直した。

農林水産省
農林水産省

 食料自給率は、消費する食料を国内生産でどれくらい賄っているかを示す。人口減少と食生活の変化によるコメの需要縮小が続き、低い水準となっている。過去最低だった20年度からは改善した。

 生産額ベースでみた自給率は、前年度より4ポイント低い63%で、比較可能な1965年度以降で最低を更新した。穀物価格や海上運賃の上昇で、家畜のえさとなる飼料や油脂といった原材料の輸入額が増えたことが響いた。