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すくすく育つヒゴロモエビ(アクアマリンふくしま提供)
すくすく育つヒゴロモエビ(アクアマリンふくしま提供)

 いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」が、ヒゴロモエビの 孵化ふか と育成に成功し、展示を始めた。同館によると、水族館生まれのヒゴロモエビの展示は国内で初めてという。

 ヒゴロモエビは北海道から千葉県銚子沖に分布し、水深500?600メートルに生息している。体長は約20センチと大型で、赤紫色の体色がブドウに似ていることから「ブドウエビ」とも呼ばれる。漁獲量が少なく幻のエビとしても知られている。

 展示個体は2016年12月生まれの雄(全長10センチ)と、今年2?3月に生まれ、まだ性別がない赤ちゃんエビ(全長1センチ)。どちらも死んだ親エビから採卵し、同館が孵化させた。

 飼育担当の日比野麻衣さん(36)によると、ヒゴロモエビの生態はまだ研究途上という。5?7年かけて成長すると考えられていたが、5歳のエビは成体の半分ほどの大きさしかなく、「自然界と水族館では環境が違うが、10年ほどかかるのでは」と話す。

 日比野さんは「エビは長い時間をかけて、食卓に並ぶ大きさにまで成長する。かわいい姿を見て実感してほしい」と話している。同館2階の「親潮アイスボックス」で展示されている。