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スケルトニクスに搭乗し、開発者の阿嘉さん(右)から操作方法を教わる参加者。手元のスイッチを押すと、左腕に備えた空気砲が勢いよく発射された
スケルトニクスに搭乗し、開発者の阿嘉さん(右)から操作方法を教わる参加者。手元のスイッチを押すと、左腕に備えた空気砲が勢いよく発射された
パイロットが握るレバーの動きに合わせて、スケルトニクスの指や腕が動く
パイロットが握るレバーの動きに合わせて、スケルトニクスの指や腕が動く
自ら機体に乗りデモンストレーションをする阿嘉さん
自ら機体に乗りデモンストレーションをする阿嘉さん
ロボットライドの社内に並んだたくさんの機体を見学する参加者
ロボットライドの社内に並んだたくさんの機体を見学する参加者
スケルトニクスに使われているものと同じ部品を使った工作も体験できる
スケルトニクスに使われているものと同じ部品を使った工作も体験できる

 ロボットパイロットになれる体験イベントが人気だ。ロボットメーカー「ロボットライド」(八王子市)が製作する高さ約3メートルのロボット「スケルトニクス」に搭乗した参加者は、まるで巨人になったような感覚を味わっている。

 このロボットは、操縦席に乗り、自分の手足を動かすと、人の動きに合わせて機体が連動して動く仕組みだ。5本の指がすべて動き、物をつかんだり握手をしたりと自在で、左腕には、スイッチを押すと発射できる必殺技の空気砲も備える。

 4月下旬に同社で開かれた体験イベントでは、ロボットの滑らかな動きや、勢いよく発射される空気砲に参加者から歓声が上がった。

 江東区の小学1年生、星合正太郎君(6)は「将来は発明家になってスケルトニクスみたいなかっこいいロボットを作れるようになりたい」と楽しんでいた。

 開発者の阿嘉倫大さん(33)は「子どもたちにものづくりの世界の面白さを感じてもらえれば」と話す。

 スケルトニクスは、沖縄高専出身で2008年の全国高専ロボットコンテストで優勝した阿嘉さんが、10年から友人と作り始めたロボットだ。その後、改良を重ねながら、イベント出演などで人気を博していたが、コロナ禍で催事数が激減。昨年から社内で搭乗イベントを始めたところ、他にはない体験ができるとあって、毎回満員の人気を集めるようになった。

 同社代表の宮本大輔さん(47)は「エンターテインメントの分野だけでなく、ゆくゆくは災害などでも活用できるようにしたい」と夢を描いている。

(写真と文 富永健太郎)