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 第1管区海上保安本部(北海道小樽市)は28日、ロシア・サハリン島南部で日本人とみられる男性の遺体が見つかったと、ロシア側から外交ルートを通じて連絡があったことを明らかにした。「KAZU」と書かれた赤い救命胴衣を身に着け、黒い携帯電話や車のカギ、腕時計も見つかった。1管は、北海道・知床半島沖で4月に起きた観光船「KAZU I(カズワン)」沈没事故の行方不明者とみて関連を調べる。

知床の波打ち際に頭の骨か、近くに女性用下着やジーンズ…カズワン不明者捜索の漁師発見
知床半島沖で沈没し、網走港に陸揚げされる観光船「KAZU I」=北海道網走市で
知床半島沖で沈没し、網走港に陸揚げされる観光船「KAZU I」=北海道網走市で

 事故では乗客乗員26人のうち、14人が死亡、12人が行方不明になっている。これまで乗船者の遺体が発見されたのは知床半島の先端と東側の海域だった。一方、サハリン島南部は知床半島西側の事故現場から、北西に約300キロ離れている。

 オホーツク海の海流に詳しい北海道立オホーツク流氷科学センターの高橋修平所長によると、現場海域の複雑な海流や潮流のため、「宗谷暖流から外れて北西に流されることもありうる」という。

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