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 政府は、バイデン米大統領に近いラーム・エマニュエル駐日米大使が着任したことで、米側との連携がいっそう進むことを期待している。エマニュエル氏が自主隔離を終える来月上旬にも、岸田首相との面会を調整する方針だ。

首相官邸
首相官邸

 松野官房長官は24日の記者会見で、「日米同盟のさらなる強化などに向け、新たな一歩を踏み出す良い機会になる」と歓迎した。

ラーム・エマニュエル駐日大使
ラーム・エマニュエル駐日大使

 エマニュエル氏はバイデン氏が副大統領を務めたオバマ政権時代に大統領首席補佐官を務め、バイデン氏の信頼も厚い。21日の岸田首相とバイデン氏のテレビ会談の日程調整に尽力し、会談にも同席するなど、早くも手腕を発揮している。

 23日に来日したエマニュエル氏は10日間の自主隔離後に皇居で信任状奉呈式を行い、大使として本格的な活動を始める予定だ。首相との会談では、核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験再開を示唆する北朝鮮への対応などについて協議するとみられる。

 一方、エマニュエル氏は周辺との摩擦を恐れない「剛腕」で知られ、「通商など日米で立場の違いがある分野ではこれまで以上に説明が必要になる」(外務省関係者)との指摘もある。