ニュース本文


優勝から一夜明けて記者会見に臨んだ御嶽海=日本相撲協会提供
優勝から一夜明けて記者会見に臨んだ御嶽海=日本相撲協会提供

 大相撲初場所で3度目の賜杯を獲得し、大関昇進が確実となった関脇御嶽海(29)が24日、東京都内の出羽海部屋でリモート記者会見に臨んだ。2016年九州場所の新三役から5年以上の日々を振り返り、「正直長かった。色々な関取衆に(番付を)抜かれて悔しい思いもしてきたので、本当にうれしい」と、明るい表情で語った。

 アマチュア横綱と学生横綱の2冠の実績をひっさげ、東洋大から幕下10枚目格付け出しで初土俵。18年名古屋場所、19年秋場所で優勝を飾ったが、大関には届かずに三役在位は通算28場所を数えた。「今までは漠然と『大関』と思っていたけど、それでは大関になれない。2桁をコンスタントに取れる精神面や実力が必要だと改めて思った」。まずは2桁勝利を目指し、目の前の一番に集中したことが結果的に賜杯につながったと振り返る。

 26日の春場所番付編成会議と日本相撲協会臨時理事会で、昇進が正式決定する。長野県出身の大関は200年以上前の江戸時代に伝説を残した雷電以来。生涯で10度しか負けなかったとされる「古今最強力士」について聞かれると「相撲をやっていく上で雷電という名前は自然と出てくるし、小学校からなじみはあった。(自身は)大関になって1年間で10回だけ負ける力士もいいかなと思う」と、口も滑らかだった。