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 大阪税関がまとめた全国の2019年のテントの輸入量は前年比28%増の約1万トンで、24年ぶりに過去最高を更新した。輸入額も同36%増の約118億円で23年ぶりの過去最高に。今年1?7月も数量、金額ともに前年比で上回る勢いだ。キャンプブームに加え、新型コロナウイルスの影響で「密」を避けて遊ぶ需要も追い風となっている。

 大阪税関は1988年以降、テントの輸入データをとっている。10年前の09年と比べて近畿圏では金額で6・6倍、数量は4・3倍と増加が著しい。こうした背景について同税関は、ホテル並みの設備でキャンプ体験ができるグランピングや1人でのキャンプといった楽しみ方が多様化し、商品の幅も広がっていることを挙げる。

 SNSや動画投稿サイトを通じ、自然の中で料理をするキャンプの楽しみ方などが拡散され、人気を押し上げたという。一人キャンプをする人も増え、テント自体も軽量タイプやSNS映えするものなど、新商品が出てきているという。

 税関の担当者は「1990年代の第1次キャンプブーム以来となる第2次ブーム。密を避けて郊外で過ごせるとして注目されていて、今回のブームは長続きするだろう」とみる。

 アウトドア用品大手のモンベル(大阪市)によると、キャンプなどのアウトドア人気は近年、全国的に広まっているという。広報担当者は「テントが軽くなったこともあり、グループでキャンプをしても一人ひとりがそれぞれテントを持って行くパターンが多くなっている」と説明する。(金本有加)



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