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 東京五輪の新種目、卓球の混合ダブルスで水谷隼伊藤美誠組が優勝し、日本卓球界初の金メダルに輝いた。絶対的な強さを誇ってきた中国の壁を、ついに乗り越えた。悲願達成の背景にあったものとは。

 ゲームカウント0―2からの逆転劇。26日夜の試合の相手は一度も勝ったことがない中国で、舞台は五輪の決勝だった。「奇跡が起きた」と水谷は語る。

 序盤から中国の男子、許?の繰り出すボールに苦しめられた。だが、劣勢の中でも、あうんの呼吸があった。「中国選手も緊張しているのが、肌感覚で分かった」という水谷と、「1ゲーム取り返せば流れが変わる雰囲気があった」という伊藤。2人は冷静に戦況を捉えていた。

 通じ合う心の理由は、16年前にさかのぼる。

 32歳の水谷と20歳の伊藤…

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