千葉県は21日、県と酒々井町が19日に実施した土砂災害避難訓練で、来場者に配った備蓄用の缶入りクラッカーから「異臭がする」との報告があったと発表した。町の住民や職員が気付いた。原因は「調査中」だが、県は訓練で配った230缶を回収する。受け取った人は県防災対策課(043・223・2150)へ連絡してほしいという。
同課によると21日午前、残っていた缶を開けた町職員が「アンモニアに似た異臭」や「同封されていた乾燥剤の染み」に気付いた。県が住民に電話で問い合わせたところ4、5人から同様の指摘があったという。
このクラッカーは米国製の「パイロット・ブレッド・クラッカー」(910グラム、70枚入り)で、2012年度に県が購入。品質保持期限は今年12月という。
19日は会場となった酒々井…