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北米企業のロボット導入、昨年は前年比30%減=業界団体
 2月12日、自動化システムの業界団体、先端自動化協会(A3)のデータによると、昨年の北米企業によるロボットの導入は前年の30%減少し、着実に進んでいた労働者に代わるロボット導入が5年ぶりに停滞した。写真は新しいロボットの開発に取り組む研究者。オハイオ州シンシナティで2021年5月撮影(2024 ロイター/Timothy Aeppel)
[12日 ロイター] - 自動化システムの業界団体、先端自動化協会(A3)のデータによると、昨年の北米企業によるロボットの導入は前年の30%減少し、着実に進んでいた労働者に代わるロボット導入が5年ぶりに停滞した。景気鈍化懸念と高金利で最新機器の購入が鈍ったとみられる。
A3のジェフ・バーンスタイン会長は「経済状況が良好でないときには購入が遅れやすくなる」と指摘した。
企業が昨年購入したロボットは3万1159台に減少。30%の減少は2006年以来最大で、数量でも過去最大の落ち込みとなった。
昨年に市場の約半分を占めた自動車関連産業のほか、食品、金属加工などで減少が大きかった。
第4・四半期の発注は7683台と、前年同期比で8%減だった。
小型ロボットを手がけるデンマークのユニバーサル・ロボッツは、昨年の売上高が7%減の3億0400万ドルにとどまった。

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