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GM傘下のクルーズ、安全責任者に同分野のベテランを起用
 2月12日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)傘下の自動運転車部門クルーズは、長年にわたり自動車業界の安全対策などに携わってきたスティーブ・ケナー氏を最高安全責任者に起用する人事を発表した。写真はカリフォルニア州サンフランシスコで2017年11月撮影(2024 ロイター/Elijah Nouvelage)
[ワシントン 12日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N), opens new tab傘下の自動運転車部門クルーズは12日、長年にわたり自動車業界の安全対策などに携わってきたスティーブ・ケナー氏を最高安全責任者に起用する人事を発表した。
ケナー氏は1978年にGMでキャリアを開始、その後フォード・モーター(F.N), opens new tabで自動車安全担当のグローバル責任者を務めたほか、アップル(AAPL.O), opens new tab、ウーバー(UBER.N), opens new tab、クライスラーなどで勤務した経歴を持つ。直近では、自動運転トラック会社のコディアックで安全担当のバイスプレジデントを務めた。
同氏はクルーズにとって重要な時期に就任する。
クルーズを巡っては昨年10月、サンフランシスコで別の車両にはねられた歩行者をクルーズ車両がよけきれずに引きずる事故が発生。これを受け、カリフォルニア州は同社の無人運転試験免許を停止した。クルーズは全車両を試験走行から撤退させ、無人タクシー部門の責任者と共同設立者は11月に退任した。
クルーズは昨年12月、従業員を24%削減すると発表。GMは先月、今年のクルーズへの支出を約10億ドル減らすと明らかにした。 もっと見る
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は別途、クルーズの歩行者リスクについて調査を開始している。
ケナー氏は声明で「当社は道路の安全性を向上させるとともに、自動運転車業界への人々の信頼を確立するという規制当局と同じ目標を持っている」と述べた。

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