
S&Pグローバルがまとめた1月のHSBCインド・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)確報値は56.5と、約2年ぶりの低水準だった。需要が鈍化した。写真はインドの都市ノイダにあるレストラン。昨年1月撮影(2025年 ロイター/Sahiba Chawdhary)
[ベンガルール 5日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた1月のHSBCインド・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)確報値は56.5と、約2年ぶりの低水準だった。需要が鈍化した。
ただ好不況の分かれ目である50を依然大幅に上回っており、雇用も急ピッチで拡大した。
速報値は56.8、2024年12月は59.3だった。
HSBCのインド担当チーフエコノミスト、プランジュル・バンダリ氏は「企業活動と新規事業を示す指数は、それぞれ22年11月、23年11月以来の水準に低下した」と指摘。
ただ「新規輸出事業は減少傾向に一部歯止めがかかり、24年終盤の落ち込みから回復が続いている」と述べた。
需要の拡大ペースは14カ月ぶりの低水準だったものの、依然堅調。外需が5カ月ぶりの高水準だった。
将来の活動を示す指数は3カ月ぶりの低水準。ただ指数の低下は小幅にとどまっており、新規雇用の拡大ペースは05年12月の調査開始以降で有数の高水準となった。
インフレ圧力は強まった。投入コストと販売価格の双方が急ピッチで上昇した。
製造業PMIを合わせた総合PMIは59.2から57.7に低下。製造業PMIは半年ぶりの高水準だった。 もっと見る
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