ニュース本文


ポーランド、停戦実現でもウクライナに派兵せず=トゥスク首相
ポーランドのトゥスク首相(右)は12月12日、ロシアとウクライナの停戦が実現しても、ポーランドにはウクライナに軍を派遣する計画はないと述べた。左はフランスのマクロン大統領。同日、ワルシャワで撮影(2024年 ロイター/Kacper Pempel)
[ワルシャワ 12日 ロイター] - ポーランドのトゥスク首相は12日、ロシアとウクライナの停戦が実現しても、ポーランドにはウクライナに軍を派遣する計画はないと述べた。
トゥスク氏はワルシャワを訪問しているフランスのマクロン大統領と会談。会談後「停戦実現後の各国によるウクライナ駐留に関する憶測を断ち切るために述べるが、現時点でそのような計画はない」と述べた。
マクロン氏はトゥスク氏との共同記者会見で、和平に向けてウクライナがどのような譲歩を行うかはウクライナ自身が決めることだと語った。
ドイツのショルツ首相はワルシャワでの今回の会談には参加しなかったが、両首脳と常に連絡を取り合っているとしている。
ポーランドは近くハンガリーから欧州連合(EU)議長国を引き継ぐ。この日は、独仏とポーランドの外相と財務相がそれぞれ、ベルリンとワルシャワで会合を開いた。
ドイツのベーアボック外相は、ウクライナには強固な安全保障が必要との考えで合意したと言及。「これにはウクライナに対する長期的な軍事、財政支援が含まれる」と述べた。
3カ国の財務相は、ウクライナへの財政支援の強化と、欧州の国防費用増強などについて協議。共同債の発行を含む選択肢が検討されたという。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab