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群馬県警=前橋市で2019年2月22日、菊池陽南子撮影 拡大
群馬県警=前橋市で2019年2月22日、菊池陽南子撮影

 群馬県警は19日、入管難民法違反(不法残留)の疑いで逮捕した栃木県足利市の外国籍の20代男性について、誤認逮捕だったとして釈放したと発表した。在留期間の更新申請中で、特例期間中だった。県警は見落としがあったとして男性に謝罪した。

 県警によると、17日午前8時ごろ、太田市内で「軽自動車の単独事故が発生した」との110番があり、太田署員が駆けつけたところ、事故を起こした車を運転していた男性に不法残留の疑いがあったため、同署に任意同行したという。

 その後、同署員が東京出入国在留管理局に照会し、男性は在留期間満了から2カ月間の特例期間だったが、「更新申請中」との回答を署員が見落とし、同日午後7時半ごろ逮捕した。

 男性は18日に前橋地検に送検されたが、19日午前に署員が入管の回答などを再確認し、誤認逮捕が判明。同日午後1時20分ごろに釈放された。男性は「ビザが更新される予定で、オーバーステイではない」と否認していた。

 県警外事課の中山誠二課長は「ご迷惑をおかけし、おわびする。再発防止の徹底を図る」とコメントした。【西本龍太朗】



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