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今夏の都市対抗1回戦の東京都・東京ガス戦で先発した八尾市・ミキハウスの桜井俊貴投手=東京ドームで2024年7月21日、新宮巳美撮影 拡大
今夏の都市対抗1回戦の東京都・東京ガス戦で先発した八尾市・ミキハウスの桜井俊貴投手=東京ドームで2024年7月21日、新宮巳美撮影

 第49回社会人野球日本選手権は第3日の31日、プロ野球・巨人の元投手で今季現役復帰したミキハウスの桜井俊貴投手(31)がENEOSとの1回戦で5安打完封し、19大会ぶり出場のチームに白星をもたらした。2―0で勝利した。

 桜井投手は2016年、立命館大から巨人にドラフト1位で入団。22年限りで引退してスカウトに転身し、今年1月にミキハウスで現役復帰した。7月の都市対抗では、1回戦の東京都・東京ガス戦に先発し、八回途中5失点で敗戦投手となっていた。

 桜井投手の試合後の主なコメントは次の通り。

ミキハウス・桜井俊貴投手

 <投球を振り返って>

 今日はとにかく丁寧に低めに投げて、変化球でしっかりカウントを取るのを捕手と話しながらやった。それがいい感じではまった。

 <1点リードの展開が続いた>

 特に変わらず初回と一緒の気持ちで、丁寧に強弱をつけて的を絞らせないように意識した。

 <19大会ぶりの出場での白星>

 自分自身も初めて投げる大会だった。なんとか都市対抗の悔しい気持ちを晴らすというところで、ENEOSさんは強豪なのですごくいい試合ができた。

 <スタンドでは愛称の「トシちゃんコール」も響いた>

 やっぱり地元開催でたくさんの方に応援に来てもらっているので、なんとか勝てて良かった。

 <九回に無死満塁のピンチを背負った時の心境>

 長打だけは気を付けて、あとはもうゴロヒットだったらしょうがないという気持ちで投げた。同点まではなんとか粘って投げようと思っていた。

 <久しぶりの京セラドーム大阪のマウンド>

 ちょっと球速が出るということで、そこに惑わされないように丁寧に力を抜いて投げた。

 <球速150キロも表示された>

 多分出てないです(笑い)。

 <1年前を振り返ると、大舞台での完封はイメージできなかったのでは>

 去年(ENEOSから)DeNAに行った度会(隆輝)選手のホームランをバックネット裏で見ていたので、なんか変な感じがする。その日に現役復帰を伝えて、(スカウトとして)最後の仕事で度会選手のすごいホームランを見られた。ちょっとついてるなと。

 <目標のベスト8まであと1勝>

 チームでやることは変わらず守り勝つこと。それを投手中心にやっていけるようにしっかり投げたい。



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