NHK大阪拠点放送局は25日、来秋スタートの連続テレビ小説「舞いあがれ!」のヒロインは、福原遥(23)に決まったと発表した。福原は子役時代の09?13年、Eテレで放送された料理番組「クッキンアイドル アイ! マイ! まいん!」に主人公の柊まいんとして出演していた。

いまだ世代を超えて「まいんちゃん」の愛称で親しまれる福原が、時を経て、朝ドラのヒロインとして戻ってきた。

朝ドラ出演者は、作品にあった役者にオファーするキャスティングと、候補者を審査するオーディションの2パターンがあるが、ヒロインも同じ。今回は、オーディションだった。

福原は朝ドラ通算4度目のオーディションだったといい、最終審査に残ったのも今回が初めてだった。2545人の応募を勝ち抜いてつかんだヒロインの座。決めた番組制作統括の熊野律時チーフプロデューサー(CP)は、福原の放つ「柔らかい明るさ」が決め手だったと語った。

ドラマは、空とパイロットにあこがれを抱き、夢を追うことを諦めないヒロイン・岩倉舞を描く。時代は90年代から現在、ものづくりの町として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台となる。

東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれた舞は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧」に魅入られる。やがてパイロットを目指す中で厳しい現実に直面するが、新しい形で空への夢を見つけていく物語だ。

子役から芸能活動と学業を両立させてきた福原自身も「逆風に負けない、前へ前へ進む女の子。似てるなと…。自分自身もあきらめないでやってきた。そういう部分は、ちょっと似てるかな」と共感を抱く。

熊野CPも「(福原は)いるだけでほっこり。周りが温かくなる印象があった」と、ヒロイン像に合致したと説明した。

さらに、熊野CPは、ヒロイン舞が空へ抱くあこがれと、福原が朝ドラのヒロインへ持つ強い思いにも共通点を感じたともいう。

「ヒロインというものへ、ものすごく強い思いを持っていらっしゃって、自分がこのヒロイン役で、できることを精いっぱいやっていくんだという思いをすごく感じた。彼女の演技は見る人へ元気を与え、励ましになる」とも言い、福原からヒロイン舞に通じる強い気持ちも感じ取った。

来年春の収録開始から、来年秋の放送スタート。収録終了まで、福原演じるヒロインの成長カーブにも期待が高まる。