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9日、ウクライナ東部紛争で兵力の引き離しを始めた親ロシア派武装勢力=AP

9日、ウクライナ東部紛争で兵力の引き離しを始めた親ロシア派武装勢力=AP

【モスクワ=小川知世】ウクライナ東部で続く紛争で、同国政府軍と親ロシア派武装勢力は9日、双方が接する地区での兵力の引き離しを開始した。10月に兵力の引き離しで合意したが、1地区で銃撃が続き、完全実施が遅れていた。兵力の引き離し実現により、和平を協議するウクライナとロシア、ドイツ、フランスの4カ国首脳会談の早期開催に向け、調整が進む可能性が出てきた。

9日に兵力の引き離しが始まったのは政府軍と親ロ派が対峙するペトロフスコエ地区。12日にかけて人員と兵器を引きあげる。停戦監視にあたる欧州安保協力機構(OSCE)も兵力の引き離しの開始を確認した。10月下旬には別の地区で兵力の引き離しが始まり、すでに完了している。

ロシアとウクライナなどは兵力の引き離しを当初、10月7日に着手することで合意した。ただ、銃撃や砲撃が続いたとしてウクライナ側が開始を見送り、ロシア側が反発していた。兵力の引き離しは4カ国首脳会談の開催条件とされており、2016年10月以来開かれていない和平協議が再開に向かうとみられる。



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